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PLAN No.12でつくりました。

2021.09.28|Q1.0住宅|断熱職人
塩原真貴

昨年12月解体直後の写真。

昨年12月解体直後の写真。

4月に始まった長野市松代町のM邸いえづくり。

半年かかってついに完成の時を迎えました。

2年前の台風で床上浸水=半壊となり、Mさんは建替えの決断を。

今週も台風16号が心配です。

長野県はイネやリンゴの収穫時期を迎えているので、なんとか逸れていってほしいものです。

 

前出の更地は解体直後のもの(昨年12月)。

第一種低層住居専用地域のココに、ご覧のような家を設計させていただきましたが、PLANは紆余曲折を経てきました。

実はこれがファーストプラン。

総2階建て風で、北側が平屋になっていて高さをクリアしようというPLAN。

Mさんからもらった手書きのラフプランを基に、間取り先行で、後で形を決めた典型的なお姿ではないでしょうか。

「コストを優先するとこうなる」という評価ができるでしょうか。やはりMさんにも気に入ってもらえず。

 

セカンドプランは南に大きく開口をとり、パッシブハウスじみた形を提案しています。

太陽光発電パネルを当初から意識していました。

この時から外壁に板張りを提案しています。

基礎高はファーストプランから高く設定され、1mに。

こうとなると、外観プロポーションが突然むずかしくなるなぁ・・・

と感じながらの外観づくりでした。いまから1年ほど前に悶えていたのを思い出します。

途中、外壁しっくい左官も当然検討されました。

間取りはほぼ決定し、屋根や外壁の色などに着目しながらの検討を重ねていました。

工期が長いと、当然季節によって太陽高度が変わり、軒が落とす影の位置もかわります。

9月は半分くらい日射が室内に入っていますね。これから冬至にかけて、どんどん室内に差し込む日射量が増えてゆきます。

8/21ブログ 「通常と非常時を、どこで折り合いをつけるのか~災害復興住宅

7/31ブログ 「わりと涼しい現場の室内

 

 

リビングよりキッチン方向を見る。

リビングよりキッチン方向を見る。

LDKを一体的に、キッチンは対面式ではなく壁付け+アイランドカウンター。

 

 

玄関ドアはいつものガデリウス・スウェーデンドアにオリジナル面材を。
内側はすぎ板

玄関ドアはいつものガデリウス・スウェーデンドアにオリジナル面材を。 内側はすぎ板

南に面したLDKの北側には中廊下(裏動線)。

「LDKを介さずに2階に行けること」という最初からの設計条件はついに貫徹されました。

階段下はエコキュートの貯湯タンクが鎮座。

分電盤や太陽光のパワコンも廊下に設置され管理がしやすくなっています。

エコキュートもパワコンも、現在ものすごく納期がかかっています。

これから家を建てる方はご注意あれ。

 

リビングの上はやっぱり勾配天井。シーリングファンが設けられました。

この家では冷暖房がエアコンですから、空気を攪拌し、温度ムラを解消するのに少なからず貢献するはずです。

しかしあまり過剰な期待はしないでください。

とくに冬は気流が体感温度を下げますから、ゆっくり、上方へと向かう方向にプロペラを回します。

ワイルドなフローリングは、ボルドーパイン20cm巾ワンピースでフィンガージョイントありません。

これもかなり希少になっているようです。今回で打ち止めかな。

 

今回も完成見学会はコロナの影響もあり、開催いたしません。

ご期待の声もいただきましたが、あしからずご了承くださいませ。

※いずれ動画で紹介したいと思います。

頼むから、台風よ、来ないでくれ!

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