
来週上棟を予定している松本市F様邸現場にて、 基礎の中の水を汲みだしてきました! 実用的なダイエットです(笑)
ランニングマシーンで汗水垂らすのもよいのですが、 せっかくですから、何かしら役に立つことをして汗したほうが有益なのではないかと・・・。一挙両得的な思考を持つしおはらです。
5~10cm程は溜まっていたでしょうか。この時期コンクリートは急激に乾燥させたくありませんので、水が張られている方が将来的にいい感じで強度が出ます♪

ところでこの基礎はけっこう壁面が高いですね。
でもこれが「べた基礎」の原型なのです。
べた基礎は建物の荷重を全面で受け止めようとするもの。
地面に直接ベタっとコンクリートの平板を置き、その上に建物を載せ、その荷重を分散させようとしているわけです。
このコンクリートの平板を”底盤”(ていばん。ベースとも呼ばれる)といいます。

しかしながら一般的には左図のようなべた基礎が主流です。
いったいどっちが正解?
構造計算上はどちらもべた基礎として扱われます。
前述の単純形のものは、よく見ると地盤面(G.L.=ジーエル=グラインドラインの略)よりも中(床下)のほうが低いですね。
気を付けないと、床下内に水が溜まってしまいますので一般化していません。
私は、もともとの土地が低く、地盤面をもっと上げたい場合や、 表面の土が腐葉土などで、いったん取り除くべき場合などに、 この”総掘りべた基礎”(そうぼりべたきそ)の採用を検討します。