安曇野の田園風景は長野県の誇るべき財産です。
施工事例の新築を更新しました。
【No.81】妻の実家へUターン。北アルプスを眺める暮らし。
5月に見学会をさせていただいた安曇野市のお家をご紹介します。
Sさんご一家は奥様の実家の隣にある祖父母の空き家を建て替え、永住の住まいとしました。
これまで冬の寒さと窮屈なアパート生活から抜け出し、自然豊かな安曇野で暖かく快適な暮らしが始まりました。
北アルプスを眺めながら、爽やかな空気を体いっぱいに感じていることでしょう。
よく見ると窓ガラスに重なってステンレス製のブレース（すじかい）が。耐力壁としての機能があり、耐震等級３を達成しています。
美しい北アルプスの山並みにならい、南北面を妻壁（つまかべ）、2階は勾配天井にすることで建物の高さと軒高を低く抑え、周囲の自然景観に調和させました。
また、リビングと寝室を西側に配置し、常念岳や有明山、さらには北アルプスの壮大な眺めを堪能できる連続した窓が特徴です。
玄関は建物中央に位置し、いわゆる玄関ホールがなく、リビング・ダイニングと一体化しています。
上部は吹抜けとなっており、2階の空間とも連続した開放感のある間取りです。高断熱高気密の住宅ならではの設計で、快適な住環境を実現しました。
天井も壁も建築主によるしっくいのローラー塗装仕上げです。
さらに、エコキュート貯湯タンクを備えたボイラー室や1坪大のパントリー、広々とした7帖のリビングと1階の寝室など、延床面積35坪の割にはゆったりとした空間が広がっています。
内装は家族総出でDIYで仕上げたオールしっくいのローラー塗装で、自然素材の温もりが感じられます。
宮崎県産の杉板は、マイトレックACQという防腐処理剤が加圧注入されています。無塗装で30年以上の耐久性があります。
東面と西面の屋根には合計6.5KWのソーラーパネルが設置され、設備機器はオール電化としています。
暖房はヒートポンプ式温水パネルヒーターによる全館暖房、冷房は壁掛けエアコン1台で対応しています。
これにより、低燃費で電力自給率が非常に高く、一年中快適な住環境を実現しています。
屋根付きデッキはRebornの定番になりつつあります。デッキに腰をかけて山並みを眺めるのもいいですね。
家のクオリティも大切ですが、毎日眺める景色を大事にした家づくりの素晴らしさを感じることができました。
美しい自然と共に暮らすことで、日々の生活がより豊かで幸せになると思います。
常念岳には1度登りました。どんな景色だっただろうか。
今年は長男と山に登りたいなとひそかに夢を抱いています。
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