長野市松代M邸、完成引き渡しまで1か月を切りました。
前回ブログ「通常時と非常時を、どこで折りあいをつけるのか?」が8/21の記事でしたから3週間でどれほど進んだか?
住宅建築は、建て方の時と、最後の仕上げ1か月でその姿がガラッとかわります。
室内は真っ白に仕上がり、造作家具たちが所定の場所に据え付けられる前の塗装を待っていました。
TV台に食器家電棚、洗面、リビングベンチや玄関収納、洗面台、キッチンアイランドカウンターまで、家じゅういたるところに据え付けられます。
10.92m×6.825m=6間×3.75間=22.5坪の大きさの四角形。
単純に総二階建てだと22.5×2=45坪になりますが、大屋根形式で、2階は部分的で延床面積は35.25坪となっています。
2階で天井の低い部分は吹抜や小屋裏収納に。
当然床面積には算入されませんので、俗に「ツボいくら?」という質問に、こういう家は適確にパッと答えられませんし、じゃあその坪単価に家具入ってるの?とかデッキテラス入ってるの?とか・・・。
外壁にあたる軒先の影に着目してください。
1か月の間で、太陽高度もだいぶ変わりました。ほぼ1.5か月の違いです。(正午ごろ・7/31と9/13)
今後冬至まで、毎日少しずつ影が上に移動してゆきます。
最近Rebornの家では、規格プラン以外は2階がほぼ勾配天井になってきています。
設計者である私の意向もあるのですが、環境や周辺への配慮、特に北側隣地への日照の影響を最小限にとどめたいという想いが4割ほど。
外観デザインが低いプロポーションになり安定感がある、が4割。(地震時の振幅巾も少なくなるハズ)
2階の空間に変化があって、たのしげが2割。
しかし2階勾配天井はつくり手としては非常に難易度が高く、手間もかかる。
必然費用も高くつくわけであるが、屋根が低い分外壁への雨がかりも減って長持ちするのではないのか、という持論も。
設計も意外に大変で、こういう偏芯切妻屋根は特に難易度が高いと感じています。
昔はよく何個も模型を使ってどの形がよいか検討したもんですが、最近はコンピューターシミュレーション(外観パース)が優れているので、大幅な時間短縮になりました。
いやほんと、屋根勾配や軒の出寸法、2階の壁の高さ、棟木の位置などによりガラッと変わってきますから・・・。
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