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マニアックネタ

2019.04.23|Q1.0住宅|断熱職人
塩原真貴

松本市で新築住宅の上棟から1週間。

建物はベールに覆われてしまいました。

このところずっと雨が降っていません。

青空に向かって桜は花弁を散らし、木々には新芽が芽吹き始めました。

あともうちょっと・・・ 花粉症の人はきっとそう思っていることでしょう

家の中は1階の床根太(ゆかねだ)の施工が行われました。

Rebornでは根太にツーバイシックスと呼ばれる38㎜×140㎜という断面寸法の材料を用いています。

敷きならべるピッチも455㎜ごと。

一般的に、床根太は45×60㎜でピッチは303㎜ごと、で作られることが他社では多いです。

いったいなぜRebornはそうしているのか?

①床の断熱材を厚くするため

②熱橋(ヒートブリッジ)を極力減らすため

③床下の点検を容易にするため

④作業時間を減らすため

床根太を並べた後は設備配管を行います。

俗にいう水道屋さんの担当です。

あらかじめ決定されている設備機器に合わせて、かなり正確に給排水配管を立ち上げます。

配管を固定するためにも床根太が必要です。

この工事を行った後で、基本的には設備機器の変更はできません。

床を先につくる工法は、大手ハウスメーカーでも採用されていますね。

ツーバイフォー工法の家もしかりです。⑤先に床をつくると職人さんたちの作業性があがり材料置き場としても機能します。

屋根の上では防水上最も重要な部分の加工がなされていました。

雨漏りしやすい箇所なので、いくつか画像を取り上げておきます。

まずは煙突部分。

”フラッシング”と呼ばれる煙突の根元にあたる部分のカバーと屋根材の取り合いです。

屋根材は必ず下から張りあがってゆきますので、屋根工事に先行してフラッシングを取り付けておきます。 

もう一つ、屋根が切り替わる箇所。

このあたりも雨漏りしやすいところです。

ルーフィングと呼ばれる防水シートを挟んでいます。

ちょっと特殊な納まりですが、雨漏りのリスクはこれでかなり減ります。

大工さんと屋根屋さんのコラボにより、叶うのです。

かなり専門的な事例紹介となりますが、 緩い勾配の下屋(げや)が取り付くところ。

ここもややこしい納まりであいまいになりやすいところです。

この緩い屋根の下が室内なのか、ポーチやデッキテラスのような屋外なのかで納まり・手順が異なります。

しかも今回も外壁は付加断熱仕様。

捨てタイベックと呼んでいますが、気密性を保つために白い透湿性のあるシートを挟んでいるところがポイントです。

家の内側から見るとこんな感じ。

一般の方はどこの何のところなのかチンプンカンプンだと思いますが、 建築実務者にとっては重要かつあまりマニュアル化されていないので紹介させていただきます。

「外壁にグラスウールによる付加断熱を行う場合の下屋の取り合い納まり」 で検索すると一発でこの写真が出てくるといいですね。 通気スリットを設けることがポイントですが、この画像をかなり拡大しないとスリットは分かりにくいです。

下から見上げるとこんな感じに。

この隙間にグラスウール100㎜厚がいずれ差し込まれて付加断熱されます。  

今回はかなりマニアックな記事となりまして、一般の方にウケない内容となってしまいましたことをお詫びいたします。

そうはいってもこのブログ、かなり同業者が閲覧しているというウワサも聞きましたので。  

2019.4.23 Reborn塩原  

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