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Ua値ではなく、燃費でハウスメーカーを選ぶ時代へ

2023.01.21|Q1.0住宅|見学会
塩原真貴

ドイツの住宅展示場にて。

ドイツの住宅展示場にて。

5年前の2017年1月21日、私はドイツにいました。

BAU展という数年に一度開催される総合展示会への視察や、太陽集熱LATENTOをつくっているIVT社、断熱気密部材メーカー訪問、建築に関する研究所へ—

弾丸ツアー的な盛りだくさんの1週間でした。

1/16の出発当日に大雪が降り、自宅から10km近くある長野駅まで重い荷物を背負いながら歩き、羽田空港に向かう東京行きの新幹線に乗り遅れたもののギリギリセーフ。十数時間という狭い飛行機の中で周囲が寝静まる中、必至にS邸の図面を書いていたのを思い出します。

ドイツは基本的に北部よりも南に向かえば向かうほど寒くなります。日本と真逆です。北海道並みの寒さ、弱い日差し。脱原発に舵を切ったため高断熱化は必然で、パッシブハウスや自然エネルギーの活用を行うための設備がモリモリ、という印象でした。

あれから5年。

この間、コロナ禍もありなかなか海外に行けずじまいでしたが、

今こうして日本とドイツの技術、さらに前職のログハウス工務店で培ったアメリカのツーバイフォー工法やヨーロッパのサッパリ木の家の要素を取り入れた住宅をつくり続けることができて、とっても幸せに思うのです。

完成見学会@松本市波田―は、本日7組のお客様にご来場いただきました。

遠方からわざわざお越しいただきありがとうございました。

室内はまだ安定的とはいえませんが、20~23℃の気温であたたかく、ただ湿度は30~35%とやや弱く反省です。

昨日は最後の工事である気密測定を行い、速報値でC値=0.5がでています。

外気温は今日も0℃前後でしたが、室内はパネルヒーターによる静かな暖房で好評でした。

脱原発をいち早く行ったドイツのエネルギー(電気代)がロシアvs.ウクライナ戦争でエラいことになってるとは報道で以前から聞き及んでいたわけですが、いよいよ日本にも同じような波が来ましたね。

日本も現在原発がほぼ稼働していないわけですが、サハリン2をはじめ外交努力によってかろうじてまだこの域にとどまっているわけですが、ご来場のみなさんを含め、今後住宅を建てる方の最大の関心事は建てた後のランニングコストに向かっていると実感しました。

Rebornでは9年前の創業以来一貫してそのことを訴えてきたわけですが、残念ながらイニシャルコストのことだったり、性能よりデザインということも影響してか、「なかなか燃費のことは理解してもらえないなあ」という感覚を私は抱いておりました。

企業理念の一つにこうあります。

一、断熱性能や耐震性能を重視した住まいの提案を通じて、持続可能な社会の構築を目指します

持続可能な社会とはいったい何なのか?

なんか固い表現なので、自分なりにかみ砕くと、

・長持ちする~3世代にわたり使える家にしよう!

・低燃費で家計にやさしい~家計が黒字で破綻せず、貯金ができるように!

・自然や環境への負荷をできるだけ減らす~自分だけがよいというエゴを捨て、将来的な廃棄を考え、木やリサイクルできる品をできるだけ用いる

・そしてコレが一番大事で、最も難しいのですが、「後世に悪のツケをまわさない」こと。

これらのことを胸の内に秘めてるのだから、いろんなことを勉強し、世の中の事情を知り、お金や時間を使う人生でありたい。

あー、またうんちく塩ちゃんがでてきちゃったぞ。

明日も7組ご来場予定です。

すみません。うんちく聞いてください(*´ω`*)

今回来れなかった方、ぜひ次回ご来場ください!(4月下旬~5月上旬に須坂市で開催予定)

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