事故物件(古家+倉庫)のご近所さんへ挨拶を済ませた私は、倉庫の借主募集に取りかかりました!
前回の記事はこちら。
宅建士として“賃貸畑”が長かった私は、借主探しは得意とするところ。
ただし、一番のネックは事故物件である点。苦戦が予想されます。
旧オーナーが自死した場所は、貸し出す予定の倉庫から離れているわけですが、同じ敷地である以上、借主には告知すべき内容です。
賃料も、安めにしようと考えました。
一般的に事故物件の家賃設定は、<font=”red”>通常の相場の50~70%の額に下げられます。
そして、募集広告を出す際は「告知事項あり」と表示するルール。
そういえば最近、事故があったことを隠して従来通りの家賃のままネット広告している某・賃貸マンション(長野市北部)を見つけたなぁ…。
オーナーも仲介業者もグルですね、あれは。
もし、何も知らずに契約した借主が、後になって近所からその事実を聞かされたら… 絶対にトラブりますね!
話を戻しますと、私は倉庫の家賃を本来の相場の6掛けの設定にしました。
募集の手段は、次の3つです。
① 倉庫の壁に「入居者募集」の張り紙
② 客付けに強そうな不動産屋2社に声がけ
③ ネットのフリマ「ジモティー」に登録
②では、あらかじめ自分で準備しておいた倉庫の間取り図・写真を不動産屋に持参しました。
できるだけ営業マンの手間を少なくすること、これ、ポイントです。
もちろん、事故物件であることも伝えて。
③の「ジモティー」ってご存じですか?
個人が中古品などを売りに出せる無料掲示板で、賃貸の広告も出せるのです。
気軽に個人間で取引できるので、登録者が多いのがメリット。 (ただ、売買トラブルも多いようなので注意が必要ですが…)
上の①~③のうち、問い合わせ件数(電話orメール)が最も多かったのはどれだと思いますか?
正解は… なんと③のジモティー。
①=1件、②=2件、③=4件の問い合わせ数。1カ月弱で、こんなに反響があるなんて正直予想外でした。
「こんな使い方はできますか?」の質問も色々いただきました。
●愛車の保管&整備場所
●キッズ向けのダンススタジオ
●運送業の事務所
●不用品回収の保管庫
●建築業者の資材置き場 …など。
騒音が出そうな使用はお断りし、不用品回収業者さんと建築業者さんに、それぞれ倉庫を内見してもらいました。
「この敷地の奥で人が自殺してますが、大丈夫ですか?」
「住むわけじゃないので、全く気にしませんよ」
幸い、両業者さんとも同じ返答で“そこ”は問題にならず。
そして嬉しいことに、両業者さんから「借りたい」という連絡が!
人気物件じゃないですか(笑)
結局、タッチの差で先に申し込みくださった建築業者さんが倉庫を借り、一歩遅かった回収業者さんは敷地の空いている別スペースを借りてくださることになったのです。
そうです、一気に2契約です!
ご近所さんにも借主さんにも恵まれ、私は本当に幸せ者です(涙)
おまけに、建築業者さんには、母屋の雨漏り箇所の応急処置までしてもらえたりして。
人との出会い・繋がりに支えられていることを、あらためて実感できた今回の売買&借主探しでした…。
さて、次回の記事は、シリーズ最終回「事故物件の今後について」です。
またお付き合いください。
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