「わが家を売却するとしたら、いくらになるのか知りたい。でも、不動産屋に行って聞くのは抵抗あるし…」
そんなあなたのために、今回は、不動産の売り出し価格を簡易的に調べる方法を紹介します。
あくまで“不動産屋的な視点”による「目安」を知る方法ではありますが、ぜひ参考にしてみてください。
<必要な物>
・ネットにつながるスマホorパソコン
・調べたい物件の情報(面積、築年数、構造、納税通知書の評価額など)
まずは、調べたい物件の地域に現在どれだけ類似物件が売り出されているかリサーチします。
GoogleやYahoo!でキーワード検索しましょう。
<例>
長野市吉田 売り土地
長野市若里 中古住宅
長野市南千歳 分譲マンション
不動産ポータルサイトの物件情報がヒットするので、それをチェックしながら大体の相場をつかみます。
次に、自分の物件の土地と建物とを分けて価格を試算します。
【土地】計算式:土地面積(㎡)×路線価(円/㎡)÷0.8×1.1
国税庁の路線価図のサイトにアクセス。路線価とは、相続税などを算出するために用いる評価額のこと。
参考サイト:国税庁の路線価図(長野県)
路線価図から、価格を調べたい土地の前面道路に書かれている数字を読み取ります。
「72E」とあれば、その地点は1㎡あたり72,000円、「50E」とあれば1㎡あたり50,000円の評価であることを意味します。
(※アルファベットはここでは無視してください)
例えば、土地の面積が180㎡、前面道路の路線価が70,000円/㎡でしたら、査定額は180×70,000÷0.8×1.1=1,732万5,000円となります。
路線価図に載っていない地域の場合は、国税庁の路線価サイトにある「この市区町村の評価倍率表を見る」をクリックして倍率を調べます。
その倍率を、お手元の納税通知書に書いてある「固定資産税評価額」に掛け算した額が路線価になります。
路線価がわかれば、上記の計算式で出せますね。
次は建物です。
【建物】計算式:建物の延べ床面積×建築単価×[(耐用年数−経過年数)÷耐用年数]
(その建物を新築したと仮定した総額を計算し、年数が経過した価格分を差し引く)
建築単価(1㎡あたり)は、木造と軽量鉄骨造は15万円、重量鉄骨造は18万円、鉄筋コンクリート造は20万円とします。
耐用年数は、木造22年、軽量鉄骨造27年(鉄骨の厚みが3ミリ以下なら19年)、重量鉄骨造34年、鉄筋コンクリート造47年です。
建物の価値が残っている分を計算します。
例えば、築20年の木造2階の家(延べ床面積120㎡)でしたら、査定額は120×150,000×[(22−20)÷22]=163万6,363円となります。
調べたい物件が中古の分譲マンションでしたら、過去の取引事例をリサーチするといいです。同じマンションの別号室が過去に売却されている可能性があるからです。
↓こちらのサイトは、地域とマンション名を入力するだけで大体の相場がわかります。
参考サイト:センチュリー21 マンション自動査定
このサイトにアクセスし「甲信越・北陸」→「長野県」と入っていくと、長野県内のマンション一覧が出てきます。
例えば、一覧の最初に出てきた「ELドラード」(松本市)を見ると、売却価格は3,050万円~3,350万円とわかりました。
繰り返しになりますが、今回紹介した方法は、あくまで机上計算による目安です。
より正確な査定額を知りたい場合は、やはり専門家に依頼してください。
実際の査定では、以下の情報もポイントになるからです。
・敷地に接している道路の幅や状況
・土地の現況
・建物の劣化具合
・室内の状態
・周辺環境
・法令調査
弊社の場合ですと、さらに“建築的な視点”も入りますので、より適正な査定が行えます。
中古住宅を売却するのであれば、事前のインスペクション(既存住宅状況調査)は必須と言えるでしょう。
簡易査定ではなく、具体的な売却査定をご希望でしたら、不動産部・笠井(ひで)までご相談ください。
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