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高断熱リフォーム~床編

2012.09.14|リノベーション
2012.09.14|断熱職人
塩原真貴

床下の湿気については、これまでにも度々ブログで書いてきました。

やはり昔の家は、土そのものが床下に露出しており、立地条件や土の性質によって、また、換気が有効に働いていないせいもあって、カビてしまっています。

今回のO様邸でもしかりでした。

土がかなり湿気っています。木部にもカビが・・・。カビ臭も結構あります。

土台や大引き、根太の腐れをチェックしました。

交換すべきものは、目をつむらずに交換します。

そして地面には防湿シートを敷込ます。

理想はコンクリートを打つのが理想ですが、乾かす期間がないため、また費用もかなりのものになってしまうため、白あり予防消毒を地面と木部に噴霧したのちに、防湿シートを丁寧に敷きます。

これで地面からの湿気は抑えられ、床下の木部は次第に乾いていきます。

さらに防湿シートの上には砂を敷きます。

川で採れる洗い砂です。

一輪車やバケツで運ぶ地道な作業です。

これを敷き均し、防湿シートがめくれないようにするのと、砂が持つ調湿作用を期待します。

さらに大引きの下に、タイベックと呼ばれるシートを貼ります。

このシートは防湿シートではありません。

湿気を通す機能があるシートです。

高断熱省エネリフォームとしていますので、床には、大引き間に高性能グラスウール16K100㎜、そして根太間にはやはり高性能グラスウール16k55mmを充填します。

これまでは断熱材が全く入っていなかったので、格段に改善されるはずです。

高性能グラスウールはピンク色です。

高性能グラスウールはガラスの繊維が、一般のグラスウール(黄色)に比べて細く、ふにゃふにゃ、というよりは「ゴワッ」としています。

そして16Kというのは、1㎥あたりの重量で、16kg/㎥ということです。

グラスウールはこのような袋に、きゅ~っと縮められて入っています。

パラマウント硝子工業のフルカットサン、という商品です。

この状態で、何も知らない人が来ると、「わぁ~なにこれぇ~。おもしろい床だねぇ~」とか言って、踏み抜きます。

男性は特に痛がります(笑)。

2階では、はぎ取られた天井の上に、換気扇用のスパイラルダクトを配管していました。

このお宅は屋根勾配が2寸とゆるく、また天井裏が狭いため、このように天井を剥がさなくては作業ができません。

薪ストーブの煙突が抜ける位置にも、下地が出来ました。

煙突の内部は石膏ボードやケイカル板(珪酸カルシウム)などの不燃材を貼って仕上げます。      

見た目だけのリフォームに比べると、3倍くらいの根気が必要な工事です。

大工、断熱、換気、暖房、電気、水道など、さまざまな業者間の連携、協力体制がなければ工事はなかなかうまくいきません。

今日は、まるで梅雨のような蒸し暑い長野でしたが、季節は確実に秋、ということになっているようです。

あす、あさってはお客さん総出で稲刈りのため、工事はお休みにします。

住みながら改修工事は、やはり秋がベストです。    

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