昨日は石川県金沢市のOB宅へ、10年点検に行って参りました^^
天候はくもり。
あらかじめメンテナンス項目が多いと踏んで、小松市からM大工を要請しました。
アンティーク調の洋館です( ^)o(^ )
この時代からすでに設計思想はあまり変わっていません。
シャノン樹脂サッシ、屋根ディプロマット、外部にも木をけっこう現わしていますね。
ウッドデッキやデッキポーチはいまでも定番。
ガーデンも落ち着いた趣です。
先日玄関ドアについてフューチャーした記事をかきました。
スウエドアの10年後の姿です。
東に面しており、過去に再塗装を2回ほど実施している感じです。 いい味でてます^^
外壁はしっくい左官、金コテ仕上げ。
一部カルチャードストーンをアクセント張りしています。
山宗の営業Kさん、お元気でしょうか? もうずいぶんあっていませんが、どこかのホームショーでまたお目にかかりましょう^^ カルチャードストーンを和訳すると、擬石、ってところでしょうか。セラミックでできています。
ところで、天窓の件。
このお宅には、VELUX(ヴェルックス社:デンマーク)の天窓が4台ついています。
この天窓、とっても明るくていいのですが、しばしば漏水事故を起こします。
事故といえばそうなのですが、ビミョーににじみ出てくる程度なので、なかなか気づいていない人も多いはず。
現在は改良されましたが、このころのVELUXはまだケツが青かった、ということでしょうか。 かなりの高確率でにじみ漏水を起こしています。
※工務店やハウスメーカーを通じて修理を依頼すると、VELUXさんは、必ず無償で直してくれるのだが。 今回は、10年点検のついでに、私自身で漏水問題を解決すべく、屋根の上に登りました。
室内側ではこのように、両脇下部に水がしみた跡が。
じんわりにじんでいる感じです。
換気不良や内外の大きな温度差による結露、寝室での多湿による結露などでガラスの内側に水滴がつき、それが木の枠に垂れてゆくことで、こうしたシミになる場合も多いです。
結露か?
雨漏りか?
その判断は、けっこう見極めが難しい。
まあ、雨の日になる、という事であれば漏水ということになるのですが・・・。
屋根上からのショット。
現在は改良されていますが、このころの外部水切りは、脳天からビス固定されています。
過去の経験から、このビスが年月とともにゆるみ、少なからずパカパカしたこのビス孔から漏水、室内に染み出てくることが多いと知っています、
今回もかなりここがあやしい。
放水試験や、ブロワ(送風機)でエアーを奥って、室内で手差し確認もアリですが、 本日は時間的ゆとりもなく、即座にこのビス孔をコーキング処理しました。
①室内より天窓を開けてもらい、ここのビスにゆるみがないかチェックしてください。
GGLという回転開閉式の場合は、室内側から半身を乗り出して確認することも可能ですが、 作業性を考えると、やっぱり屋根上からの作業がベスト。
急こう配の屋根でしたら必ず命綱を取りましょう。
ディプロマットは砂粒がついているので、とても滑りにくく、この点でもポイント高いですね。
②プラスドライバーで増し締めします。
この時、インパクトドライバーのような工具は基本使いません。
落下させたらやばいですし、手ドライバーの方が閉まり具合の感触が分かるのでグッドです。
屋外にずっと暴露されていたネジですから、場合によっては折れてしまう、頭が飛んでしまう可能性も高いので、ここは絶対手ドライバーをお勧めします。
これにより天窓の防水に対する信頼性はかなり上がったのではないかと思います。
それでも漏水事故は、ほかの場所に比べればかなり高確率。
天窓をできるだけ採用しない、という仲間の設計者も多くいますが、 間取り上どうしても壁面に窓がとれない場所や、夏の排熱装置として、今後も頼らざるをえない場面は多いはず。
屋根形状や勾配、方位、納まり方法など、ここ数年でようやく天窓のことが分かってきたように思います。
天窓は難しい・・・、確かにそうはいえると思います。
このあと室内に戻って奥さんと子育てについて語り合いました。子育ても難しい・・・。そんな話でしたが(笑)
2017.9.21 Reborn塩原(屋根上は強風が吹くことがあるので、十分気を付けましょう)
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