
長野市篠ノ井のY様邸(施工:坂田木材)キューワン住宅が終盤を迎えております。 私自身、キューワン住宅の実績はこれで10棟目になります。
建物で一番広い面積になる外壁に高性能グラスウールを10cm以上付け加え熱損失を抑えます。
これを「付加断熱(ふかだんねつ)」と言いますが、一般の方にはよくわからないと思いますので
「おかわり断熱」と呼ぼうと思います。
食べられませんが(笑) 通常の壁の中にも当然高性能グラスウールを入れます。この建物の場合12cm。 その結果、壁の厚みは30cm程になります。 窓の取り付け位置を外壁いっぱい側までもってゆくと、すべての窓が出窓に^^

室内仕上げは通常とまったく変わりません。
窓廻りだけが特殊になります。
たいていの大工さんたちは過去にやったことがないので、はじめとても戸惑っています。
しかし、
一棟やればだいたいわかる。
二棟やればしっかりわかる。
三棟やれば当たり前。
そんな風に言って理解してもらっています。
この大工チームはこれで2棟目。
しっかりわかりましたね(笑)

おかわり断熱をするとどのくらい暖房ランニングコストが下がるのか。 この家の場合でみてゆきます。 延べ床面積は約35坪。そこに床面積には入らない小屋裏収納が約4坪。 吹き抜けが1坪あるので、40坪の家だと思ってみてください。 おかわりをしない場合は、年間で約900㍑の灯油消費量です。
今は灯油が安い。
1㍑あたり75円として、¥68,000/年
全館暖房で20℃設定。これでも相当に安いと感じるのですが、今後灯油や電気などのエネルギー単価は上がってゆくことが予想されます。 特に電気は、原発の廃炉費用や処理費用が電気代にONになると、とんでもないことになりかねません。

そして、追加断熱(おかわり)をした場合は約450㍑と、 なんと、半分にまでなってしまうという結果が。
その差¥35,500/年
35年暮らすと、125万円お得です。
おかわり断熱は先行投資とも言えますので、「お得です」という表現は適切でないと思います。 住宅ローンを組むのが前提だと、金利分は引いてしかるべき。 そうなると、先行投資額としては100万円前後だといえそうです。 提案する側(設計者)、作る側(工務店・HM)は、100万円以内でおかわり断熱を実行しないといけません。

繰り返しになりますが、今後電気や灯油、ガスのエネルギーは値上がり必至だと思っています。 お米の値段が高騰することもあり得ます。(マグ・イゾベールさんは上げましたね) そうなると、今おかわり断熱をすることには、とても大きなメリットがあると思うのですが、、、。 角度を変えて考えると、今現在のエネルギー単価で、35年分のエネルギーを先払いしている、ともいえると思うのです。 そのお金は、工事店から断熱施工業者、大工さんへと落ちてゆきます。
原油産出国や電力会社ではなく、縁あって知り合った人(職人)へ。
M大工さんは、道具を大事にしているようです。
2017.9.5 Reborn塩原(ごはんのおかわりは最近もうできません泣)
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