先週受検した完了検査の際の写真を基に、ご覧いただくポイントを解説します。
間取りから参ります(^^)/
玄関を入るとすぐに洗面台(主に手を洗います)が。
実はこのお宅、2階に浴室と洗面化粧台があります。
そうすることで1階がゆったりとした間取りにすることができるからアラ不思議。
LDKはやっぱり1階に。
トイレは1、2階にありますが、やはり必要なのは手を洗ったり口をすすいだり。
実用的かつ意匠的に見せてもOKな手洗い場所が必要です。
玄関に近いと、帰ってきてすぐに利用でき重宝します。
きっとそんな風に感じていただけると思います。
1階LDKに隣接して、パントリー(食品庫)という名の奥行の長い部屋があります。
細長い空間は両側に棚が設けられ、物が取り出しやすく、 食品のみならず、本や食器、文房具やストック品、 さらには資源ごみや掃除機など、なんでも仕舞っておくことができます。
突き当りはちょっとした作業台にするのもいいですね。
キッチンのシンク前には大きな窓が配されました。
出窓のようになっていますが、外壁に付加断熱を施すことによって、総壁厚は約30cmになっています。
パントリーがあるため、また、システムキッチン下部キャビネットの収納量が昨今飛躍的に大きくなってきており、 吊戸棚のない、すっきりとした空間になっています。
流し台の前に立つと、大きな窓(横すべり出し窓)越しに南面の庭をながめることができます。
実はほとんどの場合北側に設けられることが多いキッチンの窓ですが、 南向きに設置するとこうなります、という様子を見ることができます。
リビングに目を転じます。
構造体である梁をちょっと見せて、天井はパイン板です。2段階段があり、その奥は1FL+40cmの小上がり畳敷きの小部屋が。
右に折れると2階への階段となっています。
おじさん2名が座っているのがリビングダイニング。
ヒノキの柱は、きっとお子さんの成長を刻むことになるのでしょう^^
玄関ホールからLDKまで、ドアや引き戸は1本もありません。
突き当りは造作家具であるTV台。
L型に配置され、デッキへ出るステップ兼用のベンチともなっています。
畳の下には引出型の収納が、デッキへのステップ下にもワゴンが造作されます。
神棚、飾り棚なども造りつけられています。
2階に登りました。ホールです。
たて格子が組み込まれた手すり、間仕切り壁、 小屋裏収納へと続く階段が斜めに登っています。
1970年代だったら確実にペナントを張る場所です(笑)
平成生まれの諸君はご存じない?
観光地のお土産として、思い出として、 さらにはプロ野球の優勝旗なんかに使われます。
だから「ぺナントレース」ってよぶんだぞう( ˘ω˘ )
2階に設けたハーフユニットバス(TOTO・1616)
天井、壁にはひのき無節が張られています。
ぜいたくやなぁ~^^
ヒノキは坂田木材のお家芸。
惜しみなくトロの部分が使われている模様です。
聞けば現場サイドは非常に大変だったそうですが、材木屋の名に懸けて、 今後も「ハーフユニットバス+ひのき」の浴室を普及・発展させていってほしいと思います。
屋根の頂上付近に設けられた小屋裏収納。
天井高さはもちろん最高1.4m。
思い切った柄のクロスがチョイスされました^^
小さいながらも窓があり、長野市街地を臨むことができます。
こういうところは一般的に合板あらわしや石膏ボードあらわし、になってしまうことも多いのですが、かなりのレベルで仕上がっています。
床はなんとサワラなんだとか。これを見るだけでも貴重な機会です。
窓が出窓状態です。
先ほども述べましたが、壁厚は30cmで、外壁には高性能グラスウールが合計220㎜充填。
耐力面材や左官塗りの厚さ、18㎜通気層などで構成されています。
言わずと知れたキューワン住宅。
リボーンの案件も含めて、今年三棟目のキューワン住宅の完成です。
その力強さ、頼りがいをぜひ感じていただきたいと思います。
2017.10.24 Reborn塩原(本物件の設計者)
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