1年で最も寒いとされる時期になりつつあります。
みなさん、家の中で動けてますか?
寒い信州でも、こたつで丸くなることなく暖かい家に暮らしている人もいます^^
長野市中越・K様邸へ。(1/21)
1年半経過しましたが、築後1年点検訪問です。
翌日市内は白銀の世界に包まれましたが、この日は快晴。
日射取得が相当期待できる様相です。
2階屋根の軒の出が外壁に落とす影の位置に注目!
あの3つのサッシガラスから陽射しが燦々と入っています。
これにより室内気温はじわしわ上昇してゆきます。
太陽さんに大変お世話になっております。
ありがたいことです( ^)o(^ )
1階の南側のデッキ上はガラス屋根。
この設計して図面を提出すると、ほとんどの方から 「ガラスの掃除はどうするんですか?」という質問を受けます。
「雨や雪で汚れは流れるので、ガラスは掃除しなくても大丈夫です」 と答えていますが、これが証拠写真です!
デッキ床はサワラの無塗装品です。
多少のシミはありますが、大丈夫そうですね^^
デッキの床板は、屋根があれば、腐ることはまずありません。
よく、「デッキは数年毎に塗装しなきゃいけないから面倒だ」という話を聞きますが、屋根がなく、露天にさらされている状態であれば、数年毎に塗装をしていただいてもあまり寿命には関係しません。
Rebornで定番の窓引っ込み納めも、特に窓台下が汚れることなく、 きれいな塗り壁(西洋しっくい)を保っています。
クラックも発見できませんでした。
まだ実績が豊富でないので何とも言えませんが、 KMブラケットによる付加断熱仕様の外壁はクラックがかなり発生しにくいのではないかと感じています。
給水、給湯ヘッダーも異常なし。
ところで「ヘッダー」をご存知ですか?
電気コンセントのタップと同じイメージです。
給水(青いパイプ)の元が一番右。 ちょっとだけ太い。
その他6本の青いパイプがいろんな場所へここから分岐してゆきます。
ピンクの管は給湯です。 全部ポリブデンという樹脂製のパイプです。
ある程度は曲がりますので、地震の時など建物が揺れても破損しにくくなっています。
また、青(ピンク)のパイプは、いわばトンネルで、 さや管と呼び、乳白色のポリブデン管はあとで抜き差しできるというわけです。 つまり配管の劣化などが将来的に起こっても交換しやすくなっているのです。
経験上、このヘッダー部分はごくまれに、凍ることがあります。
ものすごい寒波が来て、台風並みの風を伴う場合、と、 外の-10℃近い冷気が床下にぐわっと入り込んでくるのです。
床下は地熱&室内の熱がじわりと逃げている、パネルヒーターの温水配管からの放熱もあるので、 特別寒い地域でなければ零下になることはまずありません。
零下にならなければ水道管は凍りません。(正確には、2℃くらいから水は凍り始めるのですが)
長野県だと菅平や野辺山、開田高原、蓼科高原などが私のイメージとして持っている特別寒い地域です。
それでも万全を期すために、袋入りのグラスウールがそっとこのヘッダー部分にたてかかっていました。水道屋さんのちょっとした心遣いですね。
室内・屋外の気温を1年間記録し続けてきた「おんどとり」も回収し、 コンピューター上で分析。
K様はやや寒がりなのか、平均的に22℃で冬生活しているご様子。
日中太陽光が室温を押し上げている様子もはっきりあらわれています。
外気温の変動が±5℃以上なのに比べて、室温の変動は±1℃程度です。
夏のデータも観察してみます。
長野県の特徴として非常に昼夜の気温差が大きい。
黄色いグラフが外気温ですが、大きくギザギザになっています。
「直射日光を室内にいれない」 というのが条件になりますが、断熱性のよい家は、夏も室温が安定しています。
「期待通り。本当にあったかくてらくだわ~」
「洗濯物がほんとよく乾いてありがたい」
「やっぱり木の家はサイコーだね。なんでほかの家はクロスや木目調のプリントシートばっかりで、無垢の木を使わないんですかね?」
「このあいだあそこの新しくできた住宅展示場に家族で遊びにいったんだけど、臭くて自分はだめだったわ~」
そんなうれしいお声もきくことができました^^
ご家族も増えて、Kさん、いっそう父親らしくなっていました(^^♪ 1年点検時におんどとり回収PDF
2018.1.23 Reborn塩原(ミタケウミ、ガンバレ!)
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