
2階床=ネダレス合板あらわしの1階天井は、建て方前日に建築主Kさんによりあらかじめ塗装しておいてもらいました。
プラネット・ウッドコートミディアムブラウン色。24㎜の厚さがあり、「ネダレス合板」と呼ばれています。
構造体である梁はどんな色にしましょうか?
構造材を仕上げ材に用いるのはログハウスでは定番ですが、大工さんたちは取り扱いに細心の注意を払わなければならず、 また羽子板ボルトを見せないようにするため、プレカット加工も少し高度になります。
せっかくの構造美、電気配線もこうなると難しいのですが、天井直付けシーリングライトはできるだけ避けたいところではあります。

前日の塗装の様子。ローラーと刷毛(はけ)を使って50枚近くを1日で塗っていただきました。
合板は割と塗料を吸いますのでサンプルよりも若干濃い色で発色します。
塗った後はウエスでふき取り仕上げがプラネットカラーの原則です。
ふき取りによって木目が浮き出てきます。
翌日は建て方になり、この合板を貼りますので天気が心配でしたが見事「完塗り」!
寒いなか、ありがとうございました。お子さんをお預かりいただいたおばあちゃん、ありがとう^^

ここからはナカソネによる建て方実況中継にコメントを添えて。 2
階の床梁が納まった直後。ここに塗装済みの合板(24㎜厚)を張ってゆくことになります。
ただいま梁同士が抜けないようボルトを締めている状況。
紙に包まれている梁は化粧梁(けしょうばり)などと言いますが、室内にそのまま見えてくる材木です。
現場は朝8:00に作業開始し、この時点で9:00ですから、たった一時間で3次元になってしまいます。