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床下インスペクション

2018.12.04|インスペクション
塩原真貴

ようやく社用車もタイヤ交換を行いました^^

あまりにもナマアタタカイじゃあ~りませんかっ! おじさんはモモヒキを最近着用し出したのですが、これじゃやばいことになってしまうですよ、もう!(笑)

  12月に入って、OB宅の〇年点検やインスペクションが活況です。

インスペクション(=既存住宅状況調査)は主として建物の劣化状況を見るわけですが、 どうしても気になる「結露」。

結露もひどくなると窓枠を濡らし、床が腐食することもあるわけで…。

あながち無関係ではないのですが、これからは劣化診断・耐震診断に加えて省エネ診断の時代に入ってきていると感じています。 

これまで数々のインスペクションを行ってきましたが、どうも長野市あたりだと床に断熱材が入っていない事が多いのです。

平成に入ってもなお、床が無断熱。これはいったいどういうわけなのでしょうか?

当時の図面が残っていれば、設計上そうしているのか、はたまた手抜きか判別できるのですが、建築主が図面を持っていないこともしばしばで、 住宅の建築はまるで平安時代から何も変わっていないのではないのか、と床下で唸っちゃいます。

たしかに床下は外気温が氷点下であっても、地熱の影響で氷点下にはまずなりません。(長野市街地の場合)

室内の熱が通り抜けて床下を暖める、という見方もできますが、床下は通常地窓(じまど)と呼ばれる換気口から外気が流入していて、換気促進が奨励されます。

床下で懐中電灯を消すと真っ暗になります、当然ですが。

でも床下の換気状態がいい家だと、少なからず外の明かりが床下に差し込み、微量ながら空気の移動を感じることができます。

真っ暗になってしまう家ではたいてい地窓をふさいでいるんです。

「冬は閉じるようにしてます」

「大工さんがそうしたほうがいいって」

そんな声を聞くこともあります。

う~~~む。そう静かに唸りながら床下に潜るインスペクション人間。

こんな感じね。

ビミョーに閉じない人や、ビニールや発泡スチロールで密閉に近いふうに閉じちゃう人もいます。

故意的でないにしろ、タイヤやごみ箱が置いてあったり、草や蔦がふさいでいたり、 デッキテラスの床組みが重なっていたり、地窓の網が犬の毛で目づまりしていたり…。

そういう人々のためにオソロシイの見せときます!

湿気っぽい地面であったこともありますが、地窓をふさいでしまって、 こんな風に朽ちちゃってることもあるんですよ!!

「廊下を歩いていて床がふかふかする」 っていう場合なんかこういう状態が疑われます。

木材は乾いていないと、カビ発生→腐朽菌普及→きのこ狩り→落とし穴 になりますから、気を付けてください。

今日潜った家もやっぱり地窓ふさがれていました。

床は基本的に無断熱。

でも地面に防湿シート+ゼオライトなる調湿材が敷き詰められていました。

木材は割と乾いてます。懐中電灯を消すと真っ暗。

住人の方曰く「効果があったかどうかは分からないけれど、床はあんまり寒くないわよ」とのこと。

今日は12月にしてはとんでもなく暖かい日だったんですが、床下は15℃くらいでしょうか、 タイベックスーツに身を包んでいたとはいえ、多少の汗をかきました。

砕石状の調質材をかき分けるとビニールシートが現れます。

ビニールの地面側には水滴が。かなりの水分をこれで押さえていることがわかります。

ビニールは完璧に地面を覆っているわけではないのですが、床下木部にはカビの発生はほとんどなく、 ゼオライトの影響か、カビ臭さもありません。

床下に全面このシート&調質材を敷く工事はかなり高価だったそうですが、一定の効果があると言わざるをえません。

まあ、そうはいっても床に断熱材はあった方がいいと思いますが、 既存住宅で、どうしても床を剥がしたくない、断熱工事をするスペースがないという場合は、ありえなくもない工法だと唸りました。

特にこの家のように平屋的なつくりで、床下範囲が広大の場合、中央付近はどうしても換気不良になりますし、外気の影響が少ないと思われ、 この床下に、温水暖房なんかの熱を発生させるものがあればさらに床下の温度はあがるでしょう。

Amazonで調べたら20kgの袋が¥3,000以上もしてた。一体何袋使用したのか。

この狭い空間でビニールを敷き込み、ゼオライト袋を引きずって目的地まで運び、カッターナイフで袋上部を切りザバーっとばら撒き、 平滑に敷き均す…。あ~、想像しただけでも汗がでます。竹原ピストル聞きながらこれ書いているせいもあるんでしょうが(笑)  

2018.12.4 Reborn塩原

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