施工事例

2050年を見据えた家/長野市安茂里K邸

新築

土地さがしからのスタート。希望エリアの土地を偶然発見したKさんより、土地コンサルティングの依頼をいただきました。
南北に長い155㎡=47坪の敷地、道路が2面接している1号地をおすすめしました。第一種低層住居専用地域なので、Reborn31坪規格プラン北側に寄せた間取りを参考にしてもらい、土地購入へのアドバイスとしました。Kさんは即決し、購入に至りました。

基本設計にとりかかりファーストプランが採用され、まさにトントン拍子で計画が進んでいきました。
若年層にとっては高嶺の花ともいえる贅沢仕様ですが、ランニングコスト試算や耐久性(資産価値の高さ)をよく理解されており、他社と比較してもRebornが第一候補だったそうです。

敷地条件を最大限に活かし、敷地面積約47坪の土地に建てられたこの35.25坪の住宅。
やや独創的な設計で広々とした生活空間を実現しました。細部に至るまで計算された間取りが、驚きの広さと使い勝手の良さを実現しています。

■このお宅で最高クラスG3(等級7)グレードについに到達!

Rebornの標準仕様から外壁に高性能グラスウール16K品を55㎜追加しトータル265㎜としました。
樹脂サッシは枠にウレタン断熱材を充填した「シャノンUF-L」へとグレードアップ。
この2つの仕様グレードアップにより断熱性能はさらに強化され、Ua=0.22という数値を実現しました。

太陽光発電パネルを東西の屋根面に4.98KWずつ合計9.96KW載せ、収支上は余裕のゼロエネ=ZEH(ゼッチ)です。
年間10,000kwh以上発電する見込みです。大容量の太陽光発電パネルを搭載により、年間のエネルギー消費を大幅に削減でき設備投資の回収年数を短くできます。
将来的には蓄電池やEV車+V2Hの購入も検討されています。

エアコンの設置はなく、除湿型放射冷暖房システム「HR-C」の採用しています。PS(ピーエス)社の HR-Cは、暖房も冷房(除湿)運転もでき暖輻射式(放射)冷暖房設備です。
エアコンやファンヒーターなどは空気を温めたり冷やしたりするのに対して、輻射式は床・壁などの表面温度が上がり、間接的に人体を温めます。空間を囲う面を温める(冷やす)ことで部屋全体の温度が均一になります。風や音の出ない冷暖房はとてもいいものです。

  • 4.5寸勾配の切妻屋根の総2階建てのボックスに、1.5寸=ゆる~い勾配屋根のポーチを併せ持つ平屋棟

  • 47坪の敷地に駐車スペース3台分を確保しました。

  • 外壁はスイスしっくい=カルクファサードのグレージュ色

  • ACQ防腐注入木材を使用してウッドデッキを

  • 延床面積は35.25坪(116.8㎡)ですが屋外で屋根があるスペースで+2坪加算。許認可上は延床面積=37.25坪です。

  • 冷房・暖房を兼用するPS社製HR-Cは、この家全体で3台

  • ダイニングスペースから一段下がったリビングスペース。小下さがりは日本の伝統的な和室の要素を思わせるため、自然と落ち着いた穏やかな気持ちになります。

  • 収納力のあるシューズクローク。赤いパネルヒーターがアクセントに。土間はモルタル仕上げになっています

  • 裏動線にあたるキッチンからパントリー、さらにランドリーへ一直線

  • 脱衣室兼ランドリースペース

  • 収納力のあるパントリーは可動棚になっています

  • LIXILのシステムキッチンと造作の家電棚・収納棚

  • キッチンからダイニング、リビング、畳スペースまで見渡せる

  • こちらはムカデ収納。小上がりの下も有効活用。

  • 小上がりタタミコーナーの床下にはルンバ基地

  • 屋根の形状を活かした勾配天井

  • 2階南側は子ども部屋。

  • 勾配天井は、部屋を広く開放的に感じさせてくれますね。2階のフローリングはあかまつ。

  • 2階中央の階段+吹き抜けをもつホール

  • 2階寝室。妻壁の台形FIX窓とその下にドレーキップ窓。

  • 内壁・天井には、ドイツの無機質塗料=カイム社・ビオシル

  • 4帖のウォークインクローゼット

  • ワーク用DESKからは東の山並みが眺望できる

  • 玄関ホールから右手にはストック品やスティック式掃除機用の収納棚が。その隣はトイレとなっている。

  • 洗面台も造作。天板はタモを使っています。タイルが素敵に輝きます。

  • 階段下にはデスクコーナーを設けました。

  • 冷暖房輻射式パネル(HR-C)は、夏や冷水を入れ除湿します。

  • フローリングは北海道産のナラ

  • おしゃれなガラスシェードの照明器具が、ダイニングを優しく照らします

  • ガラスシェードの器具は影が面白いですね

  • 玄関入って真っ正面に階段があります。玄関の位置と階段の位置をなるべく近接させると効率の良い間取りになります。

  • リビングの天井だけは板張りに(すぎ無節)。間接照明だけで十分明るいですよ。

  • 窓を外壁中央に集中配置。余白は黒く塗装した板張りにしてひと固まりにして外観を整えている。

  • 外壁断熱は高性能グラスウール16K品を265㎜(充填105㎜+外張り160㎜)

  • ブラックに塗装された板はオビ杉を使っています。

  • 構造体には信州木材をできるだけ利用。あかまつ、ひのき、すぎ

  • 2階の天井はオール勾配天井になっておりまして、吹込み断熱材厚320㎜。気密防湿シートを全面に貼っています。

  • 小下がりリビング。ここも基礎断熱になっています。

  • この54㎜のくぼみに高性能グラスウール16K品、厚さ55㎜マットを充填して、さらにKMブラケットで105㎜の高性能グラスウール16K品105㎜をふかふか(付加付加)する。

  • グラスウールといえど外壁に265㎜あると、熱の出入りはほとんどない。熱貫流率U値は0.15W/㎡・Kとなる。外壁1㎡あたり、0.15Wしか熱が逃げない。(内外で温度差が1℃ある場合)

  • 外部の透湿防水シートも近年発展目覚ましく、ドイツ製のゴワッとしたシート(ウルト・ウートップ)を今回は採用しています。

  • Kさんご夫婦、DIYお疲れ様でした。

場所長野市安茂里
延床面積 116.76m²(35.25坪)
竣工2023年
補助金令和5年信州健康ゼロエネ住宅助成金
断熱Ua値:0.22
Q値:0.82
C値:0.3
自然温度差:9.45℃
暖房負荷:24.1kwh/㎡
省エネ基準地域:4
屋根:吹込みグラスウール32K 320㎜
外壁:HGW16K265㎜
床:HGW16K245㎜
サッシ:トリプルシャノンUF-L
玄関ドア:ガデリウス スウェーデンドア U=0.9
家のスペック暖房・冷房:PS製温水パネルヒーター暖房システム8台(ヒートポンプ式) ※うち冷輻射・除湿型のHR-C 3台
換気:第三種セントラルダクト方式 JBECK社グリーンファン
自然エネルギー活用:太陽光発電パネル9.96KW
耐震等級3
長期優良住宅
Q1.0レベル3(省エネ基準比:24.70%)
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