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耐震診断は人間ドックのようなもの

2024.01.30|お知らせ・その他
西澤友里恵

学校で流行っている本を教えてくれる長男。今はこのサバイバルシリーズがお気に入り♪

子どもの漫画本と思って侮ってはいけません。非常にわかりやすく、ためになる内容です。大人も、ちょっとした隙間時間にサッと読めるのがとても良いです。我が家は、幼児2人も絵を見ながら読んでいます。

防災の他にも、SDGs、水害、水不足、大気汚染など、いろいろとあるようです。

「たつまきって何?」

「地震のときは自動販売機倒れるかもしれないんだってー」

「(地震のときはさみやものさしが)きょうきになるってどういうこと?」

など、たくさんの質問が飛んできます。答えられないこともあり、調べます。

親子とも楽しく知識を増やせるアイテムだと思うので、ぜひ図書館などでみかけたら眺めてみてください。

 

ちょっと前になりますが、OBさんより、このようなご質問をいただきました▼

「今後何十年かで似たような規模の地震(能登地震)が何度もあると思います。診断してもらって必要なら耐震補強?という流れですか?」

 

設計士塩原の回答▼

 

新耐震S56以降のものであっても、

・図面通りに施工されていない物件(現場で大工さんがアレンジしちゃってるケース多々あり)

・エアコンなどの設備後付けなどで、筋交いがぶった切られている物件

・そもそも図面が残っておらず、あらためての耐震診断ができない

・完了検査を受けておらず、検査済証がない

といった感じで、耐震に対する意識の欠如が、住宅建築の世界では常態化していました。

 

姉歯事件や阪神淡路大震災以降、耐震のことはとてもシビアになったと思いますが、壁や床下・屋根裏など見えないところの中のことでもあるので、手抜きし放題だったとも感じます。

リフォーム現場で床壁天井を壊してみて、始めてわかるのです。

 

ということを日々のリフォーム、リノベーション現場で目の当たりにしています。

 

S56年以降に建てられた家であっても、自分の家がどのくらいの強度をもっているのか、あらためて耐震診断を行うのがベストです。

(有償ではありますが、人間ドックに入るとおもってください。その家の弱点部分が分かったりもするので、どこを寝室にするほうがいいとか、そういうことも分かるのです。)

国の基準は「命を守る」という観点で最低限のものなので、巨大地震が来た場合破損はするが半壊程度で、逃げ出す時間がちょっとあるよ、みたいな感じだと受け取ってください。

巨大地震で倒壊せずそのまま住み続けられるレベルとは「耐震等級3」で、建築基準法で定めている(建築許可を出す)基準の1.5倍の強度を持っています。

そして、もしも自宅が巨大地震にあってしまったら、少し落ち着いたころにはなるかと思いますが、その家を設計した設計者や専門家(建築士)によって現場を確認してもらい、損傷の程度を確認、必要な補強をおこなってください。

そうはいっても筋交いが壁の中で折れているとかまではなかなか分かりません。

ただ、その家で一番弱い=損傷をうけるだろう、という場所が分かっていれば、その部分だけでも壁を外して目視点検をするのは有効だと思います。

 

簡単にできる耐震診断ソフトが1年限定でフリーで公開されています。

心配な方はまずはこちらを試してみてはどうでしょうか? 

https://www.homeskun.com/products/myhometaishin/

 

インスペクションの様子はこちら▼

1月27日のブログもご覧下さい▼

耐震と断熱・気密はワンセット。同時にやるべき。 

 

能登地震を機に、実家の母の断捨離スピードがアップしています。

「今片付けておかないと、地震がきてからゴミ片付けるなんて大変じゃない。数年動かなかったものは捨てることにしました〜」

「地震保険も確認した!」

 

耐震補強とかしないの?とたずねると、

「震度6がきたら家つぶれちゃうってわかっているんだけど、おばあちゃん(90歳)いるからね。工事はストレスになるからできない。」

こういった家族の状況も耐震断熱リフォームが進まないひとつ。確かに90歳超えの祖母の負担を考えたら、無理はさせられない。しかも頑固。。

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