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気密はあるほうがいいが、機密はないほうがいい。

2022.12.10|Q1.0住宅|住まいの点検・メンテナンス|施工現場の様子
塩原真貴

長野市大岡から―

北アはすっかり、しっかり雪化粧。

来年塩原は満50歳を迎えるのですが、数年前からの企てで「50歳の年に槍ヶ岳に登る」というのがあります。

1年経過するのが年々早くなる、というのは私自身も感じるところではありますが、○○歳の年には□□を必ずやる!

というような目標というかToDoを年毎に、5年先くらいまで決めておくと、意外と自分は頑張れる、あっという間に過ぎる時間に対抗できる、と思ってます。

この日は所属団体:SAN会の研修会で長野市大岡にて伐採ツアーが開催され、建築用材で使われるサワラの木の伐採現場を見学。

(工務店・賛助会員の面々や長野高専の学生、信州大学の学生と)

住宅の柱や梁、土台は一般的に木材が使われているわけですが、床や壁、天井、軒裏、手すり、家具などその用途は尽きません。

北アルプスを眺めながら、冷静に自分の身の回りを見渡すと、木材は国内で最も入手しやすい材料ですし、加工しやすく、安価。光合成で日々成長し続けておりますし、二酸化炭素を吸収して酸素を動物に提供してくれます。

木に感謝。

伐採前の”お清め”、”7日間の禁欲”は欠かせないそうです。

さて、須坂市Q1.0住宅の建て方から1か月。

サッシ、玄関ドアが取り付けられ、外壁付加断熱、タイベック、通気胴縁の工程に。

引き続き家の中からの充填断熱へ。

窓廻りの先張り気密シート、気密コンセントBOXもぬかりなく。

私自身はもう20年前からやり方は変わっていない手法なのですが、まだまだ世の中全体には広まっていないのだ、ということを信州大学の学生さんから聞きました。

高断熱・高気密とどの会社もいうけれど、実はそのやり方は各社ばらばらで、理論が分かっていないからか、無駄な作業をやってコスト高になっていたり、作業手順が間違っているために本来の断熱性能が出せてなかったり・・・。

SHA会会員のような先導的な工務店はもっと現場や仕様を公開して、どんな工務店でもハウスメーカーでも安定した性能が出せるようにすべきだという意見も出ています。

私も今年は長野県に動画で協力させてもらいました。

本ブログでもできるだけ施工状況を公開しているつもりではありますが、実際は特別なことをしている意識はないので、来年以降は情報発信の仕方を工夫してゆきたいと考えております。

2階の小屋裏には防湿シートが張られ、ここに断熱材が入れば家として住める状態になりますね。

築後20年点検、東筑摩郡山形村。

私は29歳だったんですね~。

このころ高断熱・高気密って言葉が北海道から本州に伝わりはじめ、その方向の専門の本や雑誌を読み漁り、

それまでデザイン性・自然素材を最重要視していたんですが、自分なりに方針転換を図っていた時期でもあります。

まだYouTubeもなくスマートフォンもありませんでしたから、新住協の加盟が大きかったかな、と思います。

気密がありながらも情報機密のない、いい家をつくると、20年以上経ってもご夫婦、子供達とフラットな関係を保つことができる。

それこそが家づくり職の醍醐味であり悦びでもあるのです。

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