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マイホームの賃貸を考える前に…

2022.06.01|不動産
笠井美英

こんにちは、先日、中2娘とまさかの3時間カラオケしてきた笠井です(笑)

歌声を聴きながら「子は親の知らぬ間に成長している」を実感…。

 

さて。今回は、先日寄せられたこんなご相談の話題。

「家庭の事情で、マイホームを売りに出すか・賃貸しようか考えています。どちらが良いでしょうか?」

 

話を聞いてみると、築浅のお家で、住宅ローンの残債も結構ありました。

同じ質問をたまに受けますので、ここで注意点を申し上げておきます。

それは…

「住宅ローンを組んでいる家を他人に賃貸することはNG」

という点です。

 

月々の住宅ローン返済を家賃収入で賄えたらいいな~と考えたくなるのはわかります。

ですが、そもそも自己居住用としてお金を借りる契約を銀行と交わしていますから、それ以外の用途に使うことは契約違反になります。

もし内緒で賃貸していて、銀行にバレてしまったら「あなた嘘つきましたね。ローンの残りを至急一括で返済してください!」と言われる可能性もあります。

ですから、住宅ローン返済中のマイホームをどうしても賃貸したい場合、まずは銀行に相談を。 賃貸を目的とした事業用ローンに借り換えられるか確認しましょう。

(OK出たとしても、金利アップなど諸条件は変わります)

 

 

ここで思い出すのが10年前に出会った案件です。

住宅ローンを使って投資用の一戸建てを購入させられた女性から売却相談を受けたことがあります。

いわゆる「フラット35不正融資」というアレです。

 

女性はパート勤務でしたが、「賃貸オーナーになれば不労所得が得られる」という悪徳不動産屋の口車に乗せられ、2,000万円の新築戸建てを購入しました。

住宅ローン審査を通りやすくするため、業者が勝手に年収を高く見せるなど書類を偽造。

新築後、その家に住んでいるように装って、1年ほど賃貸していました。

 

結局、借主が退去してから空き家になってしまい、住宅ローン返済が困難に。

女性が実際に住んでいた家は賃貸だったので、パート収入だけで家賃とローンのダブル支払いは到底無理でした。

そこで、売却によってローン一括返済を試みるわけですが、郊外&欠陥住宅という“訳あり”で物件評価は低く、売却できたとしても残債に遠く及ばない状況だったのです。

 

私は手を引いたので最終どうなったかわかりませんが、女性の人生は大きく狂ってしまったことは間違いないでしょう…。

 

 

話が少し脱線しましたが、マイホーム賃貸を検討する際は、上記で述べた点にご留意を―。

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