床下の湿気については、これまでにも度々ブログで書いてきました。
やはり昔の家は、土そのものが床下に露出しており、立地条件や土の性質によって、また、換気が有効に働いていないせいもあって、カビてしまっています。
そして地面には防湿シートを敷込ます。
理想はコンクリートを打つのが理想ですが、乾かす期間がないため、また費用もかなりのものになってしまうため、白あり予防消毒を地面と木部に噴霧したのちに、防湿シートを丁寧に敷きます。
これで地面からの湿気は抑えられ、床下の木部は次第に乾いていきます。
高断熱省エネリフォームとしていますので、床には、大引き間に高性能グラスウール16K100㎜、そして根太間にはやはり高性能グラスウール16k55mmを充填します。
これまでは断熱材が全く入っていなかったので、格段に改善されるはずです。
高性能グラスウールはピンク色です。
高性能グラスウールはガラスの繊維が、一般のグラスウール(黄色)に比べて細く、ふにゃふにゃ、というよりは「ゴワッ」としています。
そして16Kというのは、1㎥あたりの重量で、16kg/㎥ということです。
薪ストーブの煙突が抜ける位置にも、下地が出来ました。
煙突の内部は石膏ボードやケイカル板(珪酸カルシウム)などの不燃材を貼って仕上げます。
見た目だけのリフォームに比べると、3倍くらいの根気が必要な工事です。
大工、断熱、換気、暖房、電気、水道など、さまざまな業者間の連携、協力体制がなければ工事はなかなかうまくいきません。
今日は、まるで梅雨のような蒸し暑い長野でしたが、季節は確実に秋、ということになっているようです。
あす、あさってはお客さん総出で稲刈りのため、工事はお休みにします。
住みながら改修工事は、やはり秋がベストです。
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