9月になってもなかなか涼しくなりませんね^^ うきうきルンルンの秋が待ち遠しい。
松本市Fさん、川越市Yさん、北海道Kさんよりおいし果物が届きました!(^^)!
美味しくいただいております!ありがとうございます!!
他にもお会いしたOBの方々、野菜や果物、ジュースなどいただき、誠にありがとうございます。
この場を借りて、あらためて御礼申し上げます<(_ _)>
おかげさまで塩原の体重は全く減ることなく、ご覧の通りです。 食欲の秋。バリバリ全開でアクセルを踏み続ける9月になっています!
エアコンを効かせた事務所で設計にいそしむ塩原ですが、 暑い中、職人さんたちは真っ黒になって作業をこなしています。
頭がさがりますね。
全ては円滑な工事進捗のため、果てはお客さんの笑顔が見たいから。
その様子を想像し、信じて、どんな無理にも否定から入りません。
ご覧の写真は雨といのエンド部分。「菊しぼり」という折り方だそうです。
ラジオペンチのようなはさみ状のペンチを使ってギザギザにして半円状の水止め部分を加工しています。
20年以上この仕事をやっていて、この場面に遭遇したのは実は初めて。
室内には旧来の柱が見えがかり柱として露出。
鴨居跡や貫穴跡は丁寧に埋め木され、サンダーできれいに磨かれていました。
いきなり素っ裸にされて、そのうえ皮膚を削られ、部分移植手術をしたその柱はなんとなく恥ずかしそうにリビングに立っています。
平ではなくビミョーに勾配がある天井は、作業的にとても大変だったことでしょう。
廻縁(まわりぶち)という壁と天井の見切り材も省略しています。
おそらく平らな天井をつくるのに比べて倍以上の手間がかかったと思います。
そんな苦労もお客さんの「きゃぁぁ~すごいね!」の声が聴きたくて、 職人さんらは文字通り額に汗して作業をしたのだと思います。
さらに薄手のクロスは内装職人を困らせます。
下地の石こうボードに対してふつうはパテ処理を2回行いますが、なんと4回!
これも実はビニールクロス。
パッと見全然わかりませんでした。
日本は機械ものだけではなく、こうしたフェイクシートに見られる印刷技術も相当なものだと思っています。
ヨーロッパでは紙素材のクロスがメイン。
そこに塗装をしたりしっくいを塗ったり。
確かに早くてきれい、種類も無数と言っていいほどのラインナップのビニールクロスは便利です。
時間とお金が得をする!?
でもそれによって失われているものも相当ありそう。
だれもが好き好んでビニルクロスを貼っているわけではないという事は承知をしているけれど、 いつまでもそれに頼っていると、本物素材を味わう感性や、 手間暇を惜しまない日本人のすばらしい性格が、 曲がった方向に行きやしないかと、ちょっと感傷的になってしまいました。
でも今や日本で造られる住宅の壁の90%はビニールクロスなんだとか。 それってフツ―なんでしょうか?
2016.9.6 Reborn塩原
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