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4年前に打ち込んだホウ酸塩棒のその後

2016.09.10|点検・メンテナンス
塩原真貴

台風が過ぎゆくたびに涼しくなってゆきます、初秋の信州。 季節は確実に秋へと移行しているようで、稲刈りの予定だとか、きのこ狩りの予定だとか、 たのしい会話が聞かれます。

約4年ぶりに東村山市のM様邸へ^^

築16年のポスト&ビーム。

リボーンの前身、しおはら住宅デザイン設計の黎明期に、再塗装工事を担当させていただいて以来の訪問です。

丸太土台の一部が腐っているようで、つっついたらボロボロと崩れてしまうという事態をMさんが発見!

できるだけ早く見にきて! という電話をいただき駆けつけたのでした。

他にももう1か所同様の症状が出ていましたが、深さは約5mm程度。

軽傷です^^

実は木には腐りやすいところ(弱いところ)があり、伐採時に傷がついた所であったり、工事中やむを得ず釘を打ったところであったり、部分的に腐りやすいところが存在します。

心配はそれほどありませんので、ホウ酸塩のロッドを挿入して腐朽菌の活性化を予防する措置をとることにしました。

その後外部のあちこちを点検、調査をしました。

一見しただけではまず発見できない、 この部分が約5cm程も腐っていました。 

建物の1階と2階の境目のこの梁(米松丸太)

私の場合、切れ味のすこぶる悪い、細いドリルを用いて腐っている部分をチェックします。

腐っていない箇所は、ドリルで穴をあけることはできませんが、腐っている部分はズコッと入ります。ドリルを抜いて、その長さでおおよその深さを判断。

マルチツールという電動工具で腐っている箇所を斫り削ってゆきます。 

削った感じはこんな風。

水切り板金が一応ついていますが、これでは水は切れているとは言えず、上向きの割れから雨水が侵入。

湿潤状態が続き、腐朽菌が活発化。

ついには腐れる、という状態に至ります。

4年前の再塗装時に腐っていたこの部分。

当時ノミで削り、穴をあけ、ホウ酸塩棒を挿入して腐れを予防していました。  

ホウ酸塩棒はΦ20mm、長さ8cm程です。

これが4年後、どうなったか? 

ありましたありました^^ 水にふれてだいぶ小さくなっているようです。

こんな姿に(@_@)

ホウ酸は水に溶けて、じわじわと木部に染み込んでゆきます。

無機質ですからそこにとどまり、殺菌する作用が長期間継続します。

もしこの予防をしていなかったらきっとまた腐っていたのかもしれません。

同行した久保田君も 「いやぁ~、ほんとに効くのかと、実は疑っていたけど、これは本当にすごいな」と言ってました。

¥高いんだよ~( ;∀;)

木の腐れについてお困りの方、ぜひ下記HPをご覧ください。 

ボレートロッド(ヒロ・ウッデンカヌーさんのHP)  

2016.9.10 Reborn塩原

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