愛読者の方はお気づきでしょうが、先週の土曜日、ブログの更新を怠りました|д゚)
”春だからね~”、ということでご勘弁くださいませ<(_ _)>
さて、気を取り直して、今日も木の家のことを書いてゆきたいと思います。
私は以前ログハウスをつくっていた、というのは知る人ぞ知る事実であります。
しかしチェーンソーを振りかざすログビルダーでは残念ながらありません。
主として現場カントク。時として設計士。時として大工のようなトラックの運転手のような・・・。
わがままなお客さんの夢と理想を叶えたい一心で、コダワリのログハウスを一棟一棟つくってきました。
ログハウスは当然のように内外に板を張ります。少しライトなイメージにしたければ珪藻土とかしっくいなどといった左官仕上げ。
いずれにせよ自然素材で身を固めます。
リボーンの施工事例でもその血脈を垣間見ることができますが、 いまでも多分に設計や材料選定に、そのログハウススピリットが反映されています。
上田市の断熱改修現場では、サイディング既存壁に対して付加断熱。
仕上げ材として米杉T&Gパネル・ざらざら仕上げを。
「T&G」というのは、「オスメス」という意です。
うとぅくしいではあ~りませんか。
しかも無塗装。
ちょっとさみしいのは国産材ではないということ
こちらが改修前の外観。
窓はシャノンウィンドウ樹脂サッシ・白い窓枠。
印象ががらりと変わって、一番喜んでいるのは、住人のHさんではないでしょうか。
「じつはぼくね~」と、 外壁のリフォームの話をいただいたとき、いの一番に木の外壁を提案しました。
「ほんとうはろぐはうすにすみたかったんだよなあ~」とHさんもご賛同。
はりましょう、はっちゃいましょう。いいねいいね木の外壁だぁ。
外壁に木を張りませんか、と持ち掛けると、ほぼすべての方が 「メンテナンスがね~」とおっしゃいます。
汚くなる、 腐る、 みずぼらしくなる、 などという風に思われていると思いますが、 20年以上この世界に身を置いていますが、ほとんど木の外壁が腐っている場面を目にしていません。
二十数年前、私がログハウス1年生の時に建った米杉ざらざら板の、最近の様子です。
新築当時にナチュラル色のオイルステイン(シッケンズ社・セトールHLS・ナチュラル色)が2回塗られましたが、その後一度も再塗装されていません。
1階と2階で色の焼け具合は異なりますが、この風合いがなんともいえず良いではありませんか!
丸太があらわしだった土台は危険な状態に陥り板金でカバーをしたわけですが、 外壁はなんら傷んでおりません。
これをみずぼらしい、と果たして呼ぶのか?
あ、確かにそういうふうに見える人もいるかもしれませんね。
じゃあ、くみちゃんに質問です(ブルゾンちえみ風(笑))。
あなたは歳を重ねることが、味がしなくなるとか(笑)、汚くなるとか、ミズぼらしくなると、 い・い・ま・す・か?
答えは読者に委ねるとします(ヒキョウナブログダナ)。
この米イタ君も、 あの欧マツちゃんも、 きっとこれからこの地で第2の人生を歩んでいってくれることでしょう(オマエズイブンオオゲサダナコノヤロ)^^
窓もお米さんからはるばる船に乗ってきてくれました。
しるひとぞしるアンダーセン。
室内側木製(パイン)、外側はプラスチックで被覆されています。
実はこの窓も私が1年生から愛用しているんです。
え?
おまえは外国のものに、かぶれすぎだって?
まあ、そういわないで聞いてください。
こと住宅建材や材木は、いまなお日本は欧米に遅れているんです(オーベーカッ!フルッ!)。
デザインしかり、機能(性能)しかり。
本来は日本にあるもの、日本でつくられるもの、 で身を固めたいのだけれど、悪いものを高くお引渡しするわけにはいきません。
これじゃいけんと感じながらも、まだまだかなわないなぁ、とへこたれ、、、。
内開きの玄関ドア(この場合、テラスドア的ですが)なんて国内にはなかなか売ってません。
特注で製作するしかないのです。
アンダーセンには普通にありました。ただ長旅にはなりますが。
20年以上も前からガス入りのLOW-Eペアガラスです。
今でこそ日本でもガス入りLOW-Eペアガラスを使う工務店が増えてきましたが、 幸せなことに、20年前初めて入った会社がすでにえらく性能の高い窓を普通に使っていたのです。
でっかい羽目殺しの窓が2つ。
いったい何をするところなのでしょうか? (賢明な読者の方はすでにお察しのことでしょう^^)
そう、本当の主は、はるばる長旅をいましているところだとの情報を得ています。
いやまて、すでにスタンバっているのか!?
そう、もう80歳にもなるおじちゃん(ジツハオバアチャンナノデハナイダロウカ)。
満を持して、終の棲家として、どうぞ、こちらにゆったりとお住まいください。
隣接して、やっぱりログハウス的な部屋を。
断熱もけっこうちゃんとやってます^^
床材は仏の国から。
カウンター天板は、おそらく大と小の間、つまり中の
国から(マワリクドクテイヤダナオイ)。
むふふの空間になっています。
建物はほぼ完成していますので、あとは客人を待つばかりです。
ドイツでもずいぶん木の外壁がありました。
西方さんは秋田杉を全国にばんばん貼りまくっています。
長野県だと杉かカラマツか。
長さの問題、節の問題、ねじれの問題。
そういうことをあまり気にしていては、ますます使われることなく、木は、文字通り日の目を見なくなるでしょう。
どうすればもっと木を内外に仕上げ材として使えるのか?
社長と相談してみたいと思います。(ウチノシャチョサンザイモクヤサンケンム)
2017.3.14 Reborn塩原(毒度8.6)
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