暖房シーズン・INは例年10月20日前後です。
そろそろ暖房器具の試運転をしておいてください。
寒い日は急に来ます。その日一斉に暖房をつけるようになるのですが、例年何人かのOBから不調の連絡があります。
キューワン住宅は一般的な住宅よりも、1~2週間遅れて暖房し始めるということが分かっておりますが、この時期は建築の方も大変に忙しく、即座の対応が難しくなりますので、ぜひ暖房が必要でなくともちょっとの間でも試験運転しておいてくださいね。
今年の春先から工事をしておりました長野県の南、飯田市のキューワン住宅新築工事がついに終了いたしました^^
間接照明の配光など不備がありますが、完了検査を終え、週末引き渡しの運びとなりました。協力会社のみなさん、職人の方々、関係者のみなさま、ありがとうございました!
夏の猛暑に加え、秋の長雨の影響もあり、なかなか采配が難しい現場でした。
飯田市はここ長野市の事務所からでも車で2時間程かかりますので、南北に長い長野県にあって飯田市はどちらかというと岐阜県という感じです。
大工さんは新住協仲間の岐阜県恵那市・遠山建築さんに助けてもらいました。彼がいなかったら、なかなかこの地では建築が難しかったと思います。
先日の新住協大阪大会でも会いましたが、この場を借りて改めて御礼申し上げます<(_)>
飯田市は全国的にみても大変に日射量が豊富ですから、南面にかなり大胆に大きな窓を配しております。
加えて太陽集熱装置=LATENTO(ラテント)も。
集熱パネルは3基としており、給湯と温水暖房に太陽の熱を豊富に取り込む設計としました。
あまり機械に頼らない、いわゆるパッシブ設計というやつです。
この日は集熱し始めて2日目でしたが、貯湯タンクの温水は早くも53℃に達しており、この集熱パネルの熱吸収効率がものすごくすぐれている実感があります。
貯湯タンクは500リットルも容量があるのですが、たった1日で水道水がふつうに40℃のお湯が出てくるのです。
それでは室内を見てゆきましょう^^
延床面積は約40坪で、かなりゆったりとした間取り構成となっています。
玄関土間床は設計=タイルでしたが急遽豆砂利洗い出し仕上げとなりました。
洗い出しははじめ小粒の砂利がぽろぽろと剥がれます。
これはある意味仕方のないことで、数か月間使用しているうちに取れるものはとれ、残るものはのこる、 洗い出しとはそういうものです。
玄関ホールからリビングへアクセス。 今
回も暖房は温水による輻射式暖房です。
床はカバ桜、プラネット・ハードクリアオイル塗装。
壁はオール西洋しっくいローラー塗装仕上げ(プラネット・フェザーフィール)。
2階は建築主によるD.I.Y.にて。1階はピンチヒッターでM’s内装のミッチィ&シンチャンの手によるもの。
普段はいわゆるクロス屋さんですが、前職の経験を生かして、しっかりかつスピーディーに仕上げ対応してくれました。ありがとう!
大きな窓は冷えますから床にパネルヒーターを埋め込んでいます。(ワカリマスカ?)
中央の梁型間接照明は光の出方がくっきりとなってしまっており失敗。
この後修正を加えます。ランプ器具の取り付け位置を変えるか、梁型のH寸法を抑えるか。
いずれにせよボヤっとした光が出ず、くっきりとラインが出てしまっています。
対面式のキッチン通路の巾を、通常よりゆったりとさせており動きやすい。
Rebornの標準寸法である壁芯々2275よりも25cmほど広くしています。 キッチンの床仕上げ材はビニール系のものにするかかなり悩んでらっしゃいましたが、あえてLDつづきでカバ桜フローリングで。
システムキッチンはTOTOのザ・クラッソをチョイス。
家電・食器棚は造り付けで、吊戸棚の上部は圧迫感を抑えるためにあえて空きとしました。
バックヤードは収納重視ですが、太陽集熱の貯湯タンクやボイラーなど、機械室としての役割も果たしています。
こういうのって、北海道ではよく見かけますが、長野県ではほとんどないのでは?
メンテナンスがしやすそうですしコンパクトに納まっています。
「なんだこりゃ?」 完
了検査の検査員の方をはじめこれを見た人は必ずぎょっとすることでしょう。
テポドンと呼ぶ人もいるくらいです(笑)
廊下洗面化粧台、ファミリークローゼットなど今どきの間取りです。
このあたりは基本設計の間、相当いったりきたりしました。
うまくまとまったように感じています。
トイレの照明は珍しくペンダントライト(‘ω’)ノ
トイレ床はクッションフロアですね~。
2階子供室は「とりあえずワンルーム」形式。
天井高さを2.3mに抑えています。
床はひのき節あり。ヒノキの香りに溢れています。
窓は今回引っ込み納めとせずに、出窓風になっています。
引き違い窓はできるだけ避け、気密測定の結果は0.6㎠でした。
床断熱工法だとこのくらいがイイトコかな~、と個人的には考えています。
この写真をみてモゾモゾ感じる人、多いみたいですね。
長野県のひのきは節が赤みを帯びています。
他県のヒノキに比べると油(ヒノキチオール)も多いように思います。
節がある材はかなり香りも強いとも感じます。
長年の勤務でほとんど鼻がバカになってしまったひのき臭ですが、工事終了で閉め切りとなったこの時ばかりは相当にひのきを感じました。
無垢の木としっくいばかりに目鼻がとられますが、耐震性・断熱性は残念ながら写真ではなかなか伝えられません。
建築主のMさんは、「いえをたてよう」と思い立ってからここまで3年以上は経過しているのではないでしょうか。
引っ越ししてからしばらくは、このひのきを感じながら静かにゆっくり寝て、その長年の疲れを癒してほしいと思います。
Mさん、お疲れ様! 今後とも末永く、よろしくお願いします! ※完成見学会は開催いたしません。あしからずご了承ください。
2018.10.11 Reborn塩原
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ブログを読んでいただきありがとうございます。
Rebornがつくりだす家→施工事例
動画も多数配信中→YouTube『Rebornチャンネル』
お客様の声→暮らしのことば
不動産サイト→不動産“腐”動産にしない!させない ‼」
Instagram毎日更新中→reborn_house_
適宜更新中です。ぜひ、こちらもご覧になってみてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~