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生産性向上でも成長プロセスは省かない

2019.04.16|Q1.0住宅
塩原真貴

春の真っ青な空の下、建て方を行いました^^

先週後半より腰が不調でしたが、今週に入りこれまで通り動けるようになっています。

見積り依頼、メール問い合わせ・ご相談、プランのご相談などが溜まっています。

なかなか返事が出来ずじまいです。今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

先週から今日のこの日のために水面下で準備を行ってきました松本市M様邸。

ここでぶっちゃけちゃいますが、昨年4月に入社した新人クンは、昨年末に退社してしまいました。

ですからReborn工事部としては実質わたくし一人。

建て方の工事前には様々な雑用を多分に含む準備作業が存在します。

足場の手配、クレーンの手配、資材搬入の受け入れと荷下ろし場所の指示、 金物や建材の発注と受け入れ、躯体や材木の発注と受け入れ、基礎のチェック、 基礎内に溜まった水の汲みだし、建て方当日の大工さんの手配、サッシ・玄関ドアの発注、 屋根工事の発注・手配、電気や水道・冷暖房など建て方直後の工事日程の連絡・調整、 建築主への連絡・相談、上棟式の準備などなど、 実は建て方直前の業務が、家一棟つくる全業務のうちの80%程だと感じています。

「段取り8分」

昔の人はよく言ったものです。

当然これらを社内で分担して事に当たるのが一般的な工務店のやり方で、 つまり現場監督の業務の大半が建て方直前~その前2、3週間に集中します。  

社内に分担できる人材がいない以上、これらの業務をすべて私が行っているのが現状です。

かれこれ20年以上も前からこの現場管理業務はずっとこなしてきているので、 ある意味ルーチン化されており、特に重労働ではないのですが、こうも腰が重いとなかなか大変です。

それでも今日のこの日をいかにスムーズに安全に行うか、という点で、下準備や段取りが決まるともいえます。

なかなか手抜きはできないのです。

作業は気ごころ知れた職人さんたちにお任せするとして、その様子をこうして写真におさめたり、 現場で次々と発生するごみを片付けたり、「ここどうなってんの?」と聞かれればすかさず指示伝達を行い、 普段あまり運動することがないので、実はふくらはぎが痙攣していたり、握力が低下していて強く握れなかったり、 実際のところは結構キテるんです^^

それでも自分の思っていた通り事が運び、準備した資材がきっちり余すことなく使われ、 2次元だった設計図が3次元の物体として実際のものとなり、現場には活力がみなぎり、 建築主に悦びを分けてあげられる職業を誇りに思っています。

特にこのあたり、木造は感動的です。

建築業は今、大変な人手不足を抱えています。

大工をはじめ多くの職人、現場監督のいずれも若手が不足しています。

「若者を育てられるかどうかが会社が発展するかどうかなんですよ!シオハラさん!!」

って、毎年決算のたびに顧問会計士のUさんに言われてるんですが、今期もどにもなっていません!(笑)

建築業って、今の若者には本当に人気がないんでしょうか?

プレハブ化が進み、現場作業を減らし、一日でも工期を短縮する、 そうした方向性が本当に正しいのか? 現場で失敗し、叱られ、考え、悦びを得る。

より良いものを考え、提供し、さらによいものをまた考える。

そうした作業はなかなか短縮も省略もできない。

生産性を高めることに反対しているわけではないが、一連のプロセスを踏まないと、自信や誇りは持つことができないのではないだろうか。

とにかく、Mさん、ご上棟おめでとうございます。

目の前の人のために自分が持っている知識や技を提供して家をつくる

それこそが工務店のやるべき業務なんだと思います。

彼らもみな、失敗し、揉まれ、考え、工夫をし、誇りを持って生きています。

来たれ!若人!地元へ!

2019.4.16 Reborn塩原        

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