9月1日、防災の日。
今年もついに台風シーズンとなりました。
なんとなく他人事で、「防災=行政が市民のために備えるもの=仮設住宅や避難所、備蓄倉庫」 防災のことをそんな風にとらえている人も多いはず。
でも、本当は私たち一人ひとりの自分ごと。
コロナウィルスもオレオレ詐欺も、自分自身で防ぐことが当然であり、地震や雷、台風や火事などに備え、自分で自分の生活や家族を守る、という意識が防災の原点です。
さて、先週末事件がおきました。
良く気づいたものだとおもうのですが、17年前に私が現場管理担当者として建てた住宅。
床下で漏水があるのでどうしたらいいだろうか、という相談の電話がありました。
LINEを使って写真を送ってもらい、ただ事ではないと判断。
黒ありが多数いるようで、もしかしたらアイツ(しろあり)が・・・?泥のようなものも写真に写っていました。
ざわついた心持で現地へ赴き、原因の特定、応急対策をして参りました。
反対側にはタイル&ひのき板壁の浴室があり、洗濯機の直下で、排水か給水管からの漏水か、 あるいは浴室の防水がうまくいっておらず、なのか?
思い切って、床下での漏水箇所の直上、洗濯機が置いてあった場所の壁を剥いでみました。
結果は浴室壁からの漏水。新築当時の設計不良が原因でした。
すこ~しずつではありますが、この十数年間でジワリと浴室側から染み出た水がタイル壁の裏側にまわり、 ラスカットと呼ばれるベニア板を濡らし、腐らせ、防湿シートのわずかな隙間から腐ったベニア板がペースト状に漏れ出ているのでした。
最初は泥だと思って、黒アリが運んだものと思っていましたものが、まさかのベニア板。
このままではシロアリも来る懸念もあり、白黒退治予防消毒のうえ、タイル&ひのき板部分の壁を張り替えます!
なんといっても殊勲賞は家主のIさん。
365日ほとんど休みなく働いている一家の大黒柱なのですが、 浴室入口の木枠の下部が黒く変色しており、細かいおがくずのようなものが出てき始めた、 というのが最初の発見で、床下をのぞいて今回の事件が発覚したのです。
これこそまさに防災意識。
自分の家は自分で守る、その意識の表れだと思います。
恥ずかしながら、私は自宅がこんな風になったとしても、すぐに気づけるかどうかかなり怪しい。
防災は、身近にある家や生活、家族に意識を向け手を打っておくこと。
日常生活、といものがいかに貴いもの、あるいはもろいものだと、今年は世界中の人々が思い知らされた。
2020.9.1 Reborn塩原
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