南面外観。通常は玄関が向かって右(東)に配置されるが、1階のみミラーリング(東西反転)させている。
1階の大きな掃き出し窓は広大なデッキテラスに面しており、冬季の日射取得に大変効果的。夏は日射の侵入を抑えるために上部にバルコニーを。
外壁はスイス漆喰(カルクファサード・クラシックホワイト色)左官仕上げ。
軒天はケイカル板にグレー塗装している。
広々としたウッドデッキ。
LDKに面しており、タープを張って夏はアウトドアリビングとして活用できる。
北西より。北と西に2台分のガレージを設けました。
早朝出勤があるため、雪かきを最小限に済ませるガレージは◎。
北側のガレージからは、直接お部屋に入ることも可能です。
給排水配管部分は土間コンクリート舗装をせず、砕石としています。
ガレージ部分の外壁はレッドシーダーのざらざら板仕上げ。無塗装です。
玄関は南側にあります。北側の道路から来客があるため、インターホンは西側ガレージのサイドに設置。
ガレージ内を通過することなく、軒先をアプローチとしました。
長持ち材料のひとつ”漆喰”は、左官職人によるコテムラ仕上げ。汚れは柔らかい毛の洗車ブラシでOK。
多少発生するであろうクラックも、ラフ仕上げなら補修跡が目立ちません。
バルコニーの下には洗濯物干しを設置。
ペット(犬3匹、猫3匹)がいるため、大きめの流しを玄関先につけています。
玄関ドアには長野県産杉の無節材で白い板をセレクトして貼っています。(Rebornオリジナル玄関ドア)
内側にはレッドシーダー材をレンガ調に貼っています。
全てをオリジナル製作しているのではなく、枠や扉の基材はガデリウス社のもの。外面と内面に板が張っていない”ヌードドア”と呼ばれるスウェーデンドアを仕入れています。
玄関ホールは3帖。収納部分は現場製作(造作)です。
LDK全景。太陽の光が家の中まで入りこみます(撮影日11月18日)。
暖房は、温水パネルヒーター(熱源は灯油)で、どこにいてもあたたかく、温度差のない快適な空間です。
天井は構造材である梁をあらわしにして、構造用合板をあらわしとしています(リボス社・アルドボス塗装)
窓際は一番温度が下がりますが、Q1.0(キューワン)住宅はどこでも素足ぽかぽか。
キッチンはフラット対面式。キッチンは広めにスペースを確保しており、共同作業でもゆったりです。
一部を造作で、一部は旧来から使っている食器棚を設置予定。
天井の素材が異なるのは白い部分(しっくい)は下屋となっているため。
システムキッチンは既製品=Panasonicラクシーナ。扉材の色を変えることでアクセントとしています。
DK周りは機能性を持たせています。
パントリー、DESK付きカウンターにはマグネットボードも仕込まれています。
LDKの床は北海道産のナラ材で統一。キッチンの床も同床材ですが、MOKUTOというガラス質塗料を塗布して清掃性を高めています。
階段左横のスペースは、仏壇と神棚スペース。
階段、洗面やトイレへとつながる通路、DESK、パントリーと配列しています。
テレビ台も造作でつくりました。間接照明でしっくい壁が綺麗に映し出されます。
ガレージ横、1階北西に位置するの6帖の洋間。普段は施設にいる父親が帰宅する際、家に入りやすいようにガレージ横に配置しました。
リビングと連続している6畳洋間は、2本の引き戸を引き連れ、個室として仕切れるようになっています。
長野県安曇野産アカマツ。
針葉樹なので柔らかいが裸足での脚ざわりは最高です。2階のホールに採用。
この家のフローリングは、国産材100%です。
北海道産のナラ(節なし)
文句なしの良材で一生ものです。LDKと子供室Aに採用。
広葉樹で固く思いので傷がつきにくく、フローリングの王様と言われています。
北海道産シラカバ(節あり)
脚ざわりが柔らかく、素朴な印象を与えます。2階寝室に採用。
北海道産の栓(セン)
木目がはっきりしていてケヤキと似ていますが、色目が白く大人っぽい印象。
ナラ程ではないものの比較的固い木で、傷がつきにくく、初めて採用されたが質感も非常によいので今後おすすめしてゆこうと思います。
北に面した階段部の大きな窓。
里山を一望でき、上り下りする際に毎回外を眺めてしまう。
夏は排熱用の窓として活躍が期待されている(ドレーキップ窓)。
階段上がった先のホール。家族4人分の洗濯物も余裕です。
ホールには小さいながらも吹抜を設け、このホールに設けられたエアコンを下階に循環させる役割を担っています。
吹抜手すりには布団を干すことも。
91cm角の吹抜を1階リビングから見上げる。
上下階をつなぎ、「ゴハンよ~」の声が聞こえてきそう。
子ども部屋のドアの上には、通気口をつけました。ドアを閉め切っていてもエアコンの風を部屋の中へ取り込む仕掛けです。
子ども部屋Bには手動での回転式欄間。
南側の子ども部屋Aには、機械式のファンを仕込んでいます。
子供室Aのドレーキップ+FIX窓。
窓下にはお気に入りの色であるオレンジ色のパネルヒーターを。
壁厚が30cm程あるので、ドレーキップ窓を内倒しとしても内壁面よりはみ出しません。
ドレーキップ窓はカーテンなどの装飾部材の選定が難しくなるのですが、これならカーテンでもよさそうですね。
この部屋からの眺めはとても見晴らしがよく、贅沢なお部屋ですね。
子供室の収納は、半分本棚、半分洋服掛けに。
扉や折戸はあえて設けず、オープン形式としています。
北側の子ども部屋。大きな窓からは桜の木が並ぶ公園の様子を楽しめます。
プロジェクター内蔵のスピーカー付きシーリングライトが付いています。
しっくい内壁に映して観るという素敵な空間です。
壁~壁まで巾いっぱいの窓は北面です。冬の寒さは大丈夫でしょうか?
窓下にパネルヒーターを配置し、ガラスをトリプルガラスとすることで寒さ対策としています。
2階、8帖の寝室。
照明を控えめにして、落ち着いた睡眠へといざないます。
4帖半のクローゼットは、収納力抜群でゆったりしています。
1階洗面脱衣室。2帖+収納0.5帖とし、日常使う小物や道具、ストック品を収納しておきます。
2階バルコニーより南東方向を眺める。
バルコニー上部は軒の出を深くとり(1.2m)、雨がかりを少なくしています。
1階トイレのブラケットライト。
階段のブラケットライト。
地鎮祭
躯体材木搬入
DIY塗装開始~天井になるネダレス合板を建て方前にプレ塗装
建て方の前に、お施主様に化粧合板天井と破風を塗装してもらいます。
建て方
屋根下地~垂木・野地(たるき・のじ)
屋根材は定番のディプロマット
実は、1階と2階の屋根の色が違います。こちらは、2階の屋根、エバーグリーン色。
こちらは、1階の屋根=ブラウン色。
床断熱工事。高性能グラスウール16K 245mm を敷きつめます。
高性能グラスウール16K品
1階の床、合板気密工事。床下からの空気や湿気を室内に入れないよう、丁寧に気密いテープ処理をしていきます。
1階床の気密処理は大変重要です。見えなくなる部分であり、後では絶対にできない作業となるのでRebornでは原則社員が作業を行っています。
設備配管の周りはコーキングで気密・防湿処理していきます。
ホールダウン金物。
筋交い金物、柱頭柱脚金物。
正しい位置に正しく施工されているか、工事監理者と第三者によるダブルチェックしています。
設計で耐震等級3となっていても、正しい施工がなされていなければ意味がありません。
また、現場で確認を行うこともとても大切です。
耐力面材を一面に張っていきます。Rebornでは全棟耐震等級3を標準としており、全棟長期優良住宅の認定を取得しています。
外壁の付加断熱用ブラケット=KMブラケット。
木製ではなく、樹脂性を使うことで熱橋を最小減にすることができます。
外壁付加断熱は、高性能グラスウール16K105mm。
樹脂サッシ取付前の様子〜窓廻りには防湿シートを先に貼っておき、樹脂サッシ(トリプルシャノンⅡx)を設置します。
窓廻りは雨漏りや隙間風などのリスクが最も高い箇所です。
充填断熱と防湿気密シート張り作業が完了しました。
キッチン上部は下屋となっており、屋根断熱としています。
外壁付加断熱を終え、透湿防湿シート(タイベックシルバー)が張られ、通気胴部を施工している状態です。
通気胴縁の上に、左官下地となるラス下(らすした)とよばれる木材を打ちます。
ラス下の上にまた防水シートを貼り、ラス網を貼り、軽量モルタルを塗った状態です。
家族総出のDIYしっくい塗装
ローラーでのしっくい塗装は2回塗りです。1ヶ月半かかりました。
DIY作業で用いられる道具はRebornより貸出ししています。