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1階床の気密テープを張ればC=1.0切れる!

2022.07.10|Q1.0住宅
塩原真貴

果物が美味しい町、松川町へ20年点検―

前職の工務店で建てたポスト&ビーム工法(丸太を梁・柱に用いた軸組工法)の住宅、5年ぶりに点検に行って参りました。

豊富な日射量で、リンゴ、ナシ、ブドウなどの果物が名産の松川町。

みなさんはこの町がどこにあるかご存知でしょうか?(同行した風間はご存知なかったようで・・・)

ウエスタンレッドシダーの全面外壁に包まれた威風堂々のその雄姿ですが、全国FC店の某塗装屋さんがあざとく営業に来るんだとか。

「早く塗装しないと腐っちゃいますよ」

「もうすぐぼろぼろになっちゃいますから」

「建てた工務店さんは後回しにしますからね~」

などの営業トークで迫ってくるそうです。

新築時にはオイルステインを2回塗っていますが、これまで再塗装なしのウエスタンレッドシダー(米杉)外壁の表情。

叩けば分かる、その健全性。これを「腐りつつある」と考えるか、「経年変化で味わいが増している」と考えるか・・・。

 

ところ変わって、長野市浅川西条のM邸・Q1.0住宅新築現場。

上棟後1か月が経ちました。

悩ましいサッシ問題をようやくクリア。

何が悩ましいかといえば、トリプルガラス入りのでっかい窓をどうやって取り付けるか問題のこと。

巾2.6m、高さ1.1mの巨大なサッシは、ドレーキップ&FIX&ドレーキップの3つの窓が合体。

建て方の際、クレーンを使ってあらかじめ2階に納品しておいたのですが、男手5名でようやく取り付けることに成功しました。

ここ10年、サッシの断熱性能が飛躍的にアップし、その価格が下がってきているので、Rebornではトリプルガラス入りの樹脂サッシがスタンダードになってきています。

省エネが叫ばれる昨今、それ自体はとても良いことではあるのですが、その重量に現場はまだ戸惑いを感じているのが実情です。

なにせ人手不足。男手を集めるのは容易ではありません。

引違い窓でしたら、枠×1、可動障子×2とパーツが3つに分かれるのでよいのですが、やはり気になる気密性能。

安易に引き違い窓を連発するような家では気密性能(C値)がなかなか1.0を切れません。

 

YouTubeなどで家づくり研究をしている方ならばお気づきかと思いますが、住宅の気密性能はC値という値で評価できます。高断熱住宅ではC値=1.0以下を目指すべき、ということも。

DCP PHOTO

DCP PHOTO

窓廻りの気密処理も大変重要ですが、床断熱工法を採用しているRebornでは、1階の床まわりの気密を徹底しています。

この柱や筋交いまわりの気密テープによる目張りをやるかやらないかで、1.0を切れるかどうかが左右されると断言できます。

床下は”外”ですから、このテープ処理を怠ると、いつまでも継続的にここから床下の外気がここを通過してきます。

 柱や筋交いの周辺はL字型にテープを張るのが簡便ですが、こうした木材は今後乾燥によって捻じれたり収縮したり、割れが発生したりと、予期せぬ動きも今後起きるハズなので、これで完璧だということも実はないのです。

気密を最重要視するならば基礎断熱がおすすめです。

しかし、なぜ私は床断熱を標準としているかと言えば、1、熱損失が基礎断熱に比べて少なく省エネである。2,白あり被害のリスクが少なく、早期発見しやすい(定期的に点検していれば、の話ですが)

という2点に尽きます。

前出の、松川町OB宅20年点検で床下に潜りました。

当時は高性能グラスウール16Kを140㎜入れていました。

(最近では、ここに105㎜追加して245㎜としています)

基礎断熱は、この床下も”室内”とするので暖房する容量が大きくなり、地面への熱の逃げも大きくなるのです。

ゆえに、省エネ性能を目指すのであれば床断熱工法、気密性能を目指すのであれば基礎断熱工法、といえるかと思います。

DCP PHOTO

DCP PHOTO

水廻りは設備配管が多く存在するので基礎断熱に、リビングや和室は床断熱に、という感じで複合するのもアリです。

基礎断熱は手っ取り早く気密性能が上がるのですが、コストが少し余計にかかるとも感じています。

床断熱工法の気密処理は面倒ではありますが、35坪程度の家ならば半日あれば気密工事完了できるはず。

これら気密テープの目張り、配管廻りのコーキング打ちをだれが行うか?

このことも現場管理する上では非常に重要です。

良いのか悪いのか?

この工事をRebornでは、現在私が行っています。

だめ?

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