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窓の開けっ放し睡眠が根強い信州

2023.07.25|住まいの性能
西澤友里恵

春夏秋冬、年4回発行しているReborn通信です。昨日、夏のReborn通信を発送しました。

Reborn発足10年目に突入し、今までの感謝やこれからの挑戦について伝えたいという思いで、今回は作成しました。

表紙には、“暮らしのことば”の取材で金井カメラマンに撮影していただいた写真を掲載しました。吹き抜けをのぞくと、土間で話す子供たち。何話しているの?とそっと聞きたくなる、そんなわたしです。

木としっくいとメイスンリヒーター。メイスンリヒーターが、家族を見守ってくれているかのように見えました。

連日の猛暑、みなさんどのようにお過ごしですか?

長野県内、「エアコンなしでは生きられない」そんな地域も増えてきています。危険な暑さから身を守るには、冷房は必須です。

Q1住宅では、24時間冷房運転しているお家が多くあります。断熱がきちんとされているお家では、効率よく冷やされ、その快適な空気を閉じ込めてくれるため燃費が良いといわれています。

しかし、窓を開けて生活するのが当たり前になっている方も多いのではないでしょうか?

朝晩は、気持ち良い風が吹いてきます。その風が心地よく、窓を開けっ放しの家庭も多いと思います。

「夜は涼しいから窓を開けっ放して寝ている」、そんな声もまだ根強いです。「窓開けっ放し睡眠」が日常化しているのがここ信州です。

しかし、治安を考えると開けっ放しというのは、非常に恐ろしい。

侵入窃盗の発生場所の割合は、「一戸建住宅」が最多の37.0%で、一般事務所11.7%、共同住宅(3階建以下)が9.3%と続きます。

また、侵入窃盗全体の手口は「空き巣」が最多の31.5%、「忍び込み」は事務所荒らしや出店荒らしを上回る13.5%で、「居空き」は2.7%でした。

空き巣:家人の留守宅内に侵入し金品を盗む

忍び込み:在宅中の家人が寝静まったのを見計らって金品を盗む

居空き:在宅の家人が昼寝や食事の最中に犯行に及ぶ

忍び込みや居空きでは、犯人と鉢合わせする可能性があり、命の危険もあります。

でも、「窓を開けたい」というその気持ちもわかります。

 

最近、Rebornの新築で採用が多いものは、ドレーキップ窓です。ドレーキップ窓とは、1つのハンドルレバーで「内開き」と「内倒し」の2つの開閉機能を持つサッシのこと。

日本の住宅では、窓は横にスライドして開閉する引き違い窓が一般的ですが、北欧住宅でのスタンダードは「ドレーキップ窓」です。ドイツの窓の9割はドレーキップ窓と言われています。

 ハンドルを上にすれば窓は内倒しとなります。内倒しにした時の隙間は10〜15㎝ほどで人間が侵入することは難しく、もし侵入を試みるのならばハンドル周りのガラスを広範囲で破らないといけないため、狙われにくいと言われています。

ドレーキップ窓の内倒しは、雨の日でも室内が濡れることなく換気をすることができます。

ハンドルを横にすれば大きく内側に開くので、窓の清掃がしやすくなります。

そして、ハンドルを下に向けると窓が閉まります。その時に、グッと圧力がかかる感覚があり、気密性の高さを実感できます。

 

しかし、日本では圧倒的に引き違い窓が流通しています。

気密性低い引き違い窓ですが、日本の文化がつまっています。ふすまや障子なども同じ方式です。窓をそっと開ける姿が、日本の風情なのかもしれません。

日本の引き違い愛は、まだまだ止まらないのかもしれません。

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