3連休のなかび、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
台風14号が近づく中、Rebornは塩尻市で完成見学会を開催。
2日間で合計10組の方々にご来場いただきました。
なんとか雨は免れましたが両日とも蒸し暑く、明日以降は収穫期を迎えた稲や果物への被害が心配です。
わたくし塩原が松本市出身だと知っている方は意外と多いかもしれません。
しかし、私の両親が共に塩尻市出身だとは知っている方はほとんどいないでしょう。
両家共にブドウ農家の出生で、松本市内への通勤電車の中で出会ったのだと聞いたことがあります。
父のモーレツなアタックに屈した母は厳格な父を持ち、その義父を説得することがこれまた大変だったそうです。
たしかに。
かれこれ30年ほど前に他界したわたしの母型の祖父は、玄関はいってすぐ南東の一等地に書斎を持ち、我々孫が訪問してもあまり会話は交わさず、書斎からあまり出てくることはなかったように記憶しています。
「あの部屋にはぜったいにはいってはだめ」
いとこ宅訪問の際の、暗黙の掟でした。
母型のいとこの家では敷地の北側に広大なブドウ畑があり、作業用の納屋があり、ニワトリ小屋がありました。
農機具や消毒液が格納された納屋に、従妹と共に本を持ち込んで読みふけるのがけっこう好きでした。
母の実家はブドウ農家でありながら、祖父の影響か、あるいはいとこの母(=つまり叔父の妻)が読書家だったらしく、膨大な本が茶の間や廊下に積まれていたのを思い出します。
その書棚にあった「ノストラダムスの大予言」という本が衝撃的でした。
1999年火の月(だったか?)、世界は滅亡を迎えるというあれです。
私はいとこの家でその本を知り、持ち帰ってくるわけにもいかないので、あらためて自分で同じ本を買ってよんでいたりしていたのです。
小学校3,4年ごろだったかと思います。
塩原家では、日曜日の夜に母に連れられて1週間分の買い物を車で15分ほどのスーパー(「通称マツデン」)に買い物に行っていました。
そのスーパーには書店が併設されており、母親が買い物をしている間、私と兄は「今日の一冊」をひたすら探すんです。
1回1冊は掟でした。
ノストラダムスの大予言シリーズは、マツデンで買いそろえたはずです。
今だにその片鱗が残るわたしのオカルト性はこの頃からすでに芽生えていました。
ドラえもん→コロコロコミック→ノストラダムス→心霊写真→ネッシー→ムー→魔太郎がくる
そんな風にたどっていき、なぜかその延長線上に北の国からの影響で、ログハウスの本もたまにマツデンで買っていました。数年前に廃刊となった「夢の丸太小屋に暮らす」というやつで、1冊が1,500円ほどもする高価な雑誌です。
1回1冊とはいえ、子供ごころに単価も気にします。
心霊写真の本なんて普通買ってくれないはずなんですが、金額も本の内容もノーチェック。
あるのは1回1冊というルールのみで、マンガでもなんでも検問は通過していたので、ちょっと特殊な少年に育ったんでしょうね・・・。
もしかしたら、母もそうやって育ったのかも?
書斎にいつもいた祖父もそうだったのかも?
半世紀の人生を振り替えると、じつは私は本と共にあったのかもしれません。
見学会からの帰り道、そんな亡き祖父を思い出し、第二の故郷といえる塩尻市を後にしたのでした。
昨日解説動画も撮影したので、いずれYouTubeでも公開される予定です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ブログを読んでいただきありがとうございます。
Rebornがつくりだす家→施工事例
動画も多数配信中→YouTube『Rebornチャンネル』
お客様の声→暮らしのことば
不動産サイト→不動産“腐”動産にしない!させない ‼」
Instagram毎日更新中→reborn_house_
適宜更新中です。ぜひ、こちらもご覧になってみてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~