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華やかな仕上げの下にはひたすら地味な作業がある。

2016.08.09|Q1.0住宅
塩原真貴

お盆休みまであと3日! 正月休みとお盆休みが目標になっている塩原です^^

毎日ムショ~に暑く、社用車のハイエースもエアコンが故障し、 マラソンで例えるならば35km地点。リタイア率も高まる地点。 それでも華やかなゴールを前に、必ず通らなければならないデスゾーン( ;∀;)   ラストスパートする余力は残っていないので、「食べて寝る」を実行するしかない! と思いつつ、夜更けまでオリンピックを見てしまうこの状態。 現場職人の面々もやや精気が落ち込み気味ですが、 体操男子団体が金メダルを取ったとなれば一服の話題はオリンピックねたでもちきりに。 いや~健全なおじさんたちなのでした。

長野市鬼無里のMARさま邸は仕上げの工程に移りました。

大工工事が終了。

その合図とともに必殺仕上げ人たちが続々と現場に乗り込みます。  

外壁は左官。今回も西洋しっくい=プラネットのクイック&イージー左官コテ仕上げですy

ラス下と呼ばれる木の下地に防水シートをまず張ります。

そのシートをよく見てみましょう。

お空から降ってきたその破片を接写。 不織布のようですな・・・。

そんでもって、裏がすごい!!

エナメル的なドット模様(@_@)

最近縫いモノに凝りだした小5の娘に持ち帰りたくなりました。

こっちが見えるほうにしてもよさそうなもんですが、 この商品名はなんというんでしょうか? 今度オギワラさんに聞いてみよう。

この後あっという間に仕上がります、 というのはウソ。

地道な下地作業がひたすら続きます。

防水シートの次はラス網(らすあみ)張り。そいつをひたすらタッカー止め。

コーナー部分の定規取り付け、 窓廻りや軒天にマスキングテープ張り、 クラック防止ネットの事前カットなど。

家の中はクロス屋さんが、石こうボードのパテ処理&下地クロス張りをスタート。

今回はこれまたプラネット社のフェザーフィール(しっくいが主成分の塗料)ローラー&刷毛塗装仕上げ。

マスキングがタイヘンですが、DIYであっという間に仕上げられるだろうバージョンです。

造作家具が多く、難航しそうな気配・・・。

Rebornは積極的に造作家具を推進していますが、最後壁を仕上げるときは家具はないほうが当然効率がよい。

でも、内壁を仕上げたあとで家具を取り付けるのはけっこうそれはそれで大変なのです。

ます搬入に気を使います。

そして直角や水平が完璧ということはありませんから、どこかに隙間が生じてしまいます。

このあたりで現場監督としてはモンモンとするわけですが、もう少し各職人がやりやすいような環境をつくってあげないとコストダウンも見込めませんね><

家の中にはできるだけ物を置かない。

余った材料など、いったんすべて引き上げます。

ごちゃごちゃした環境で、いいものは絶対つくれません。

必要なものをジャストタイミングで現場に搬入し、必要でなくなったものは現場からすかさず引き上げる。

電気の配線が図面通りに全箇所あるか?

石こうボードを止めているビスは正確なピッチで打たれているか?

など、仕上げ工事直前は確認する仕事がたくさんあります。

そして内装が仕上がると、室内はいっきに明るくなります^^

お盆期間中に施主であるMARさんご家族によるDIY塗装が始まります。

なかなか時間がとれなくて意気消沈気味のMARさん・・・。

やれるだけやってみましょう!!  

2016.8.9 Reborn塩原  

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