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木の天井は味わい深いものがある

2016.09.22|間取り・設計・デザイン
塩原真貴

須坂市H様邸~施工:坂田木材株式会社~ を訪問。

大工さん3人で木工事の真っ最中!

2世帯住宅で和室が3部屋あります。

化粧となる柱には緑色のカバーがかかっています。  

お盆期間中に一度お邪魔しましたが、あれから1か月。 サッシが取りつき、壁下地がほぼほぼ。

断熱工事(セルローズファイバー吹込み)と平行して、室内の仕上げ工事が始まっていました。

細かいところですが、 和室の床、畳で隠れてしまう箇所の写真。

柱と掃き出し窓の敷居の接合部は、敷居が浮いてこないようにほぞ差しになっています。

ひのき無節の羽目板が天井に張られていました。

しっとりとした、上品な仕上げです。

天井に板を貼ることは、昨今の住宅ではあまり見かけなくなりましたが(だいたいクロスのようですね)、坂田木材はじめ、私どもRebornもかなりの確率で板張りの天井を採用、お客様に大変好評です。

ちなみに、完成見学会などで、初めてその空間に入ると、人はどこを見るか?

たいていの方はまず天井を見上げることが多いですね。

そのあと壁をぐるりと。最後に床を見る。

天井に板を貼ると、いかにも「木の家」といった感じに仕上がります。

天井は直接手を触れることがありませんから、汚れもつきにくく、基本的にはメンテナンスを必要としません。

クロスは手っ取り早く、安く仕上げることができますが、次第に継ぎ目がはがれ、いつか張り替えたくなるものです。

木の天井は一生もの。そういって過言ではないと思います。

これから家づくりをする方は、ぜひ本物の木を天井に張りませんか? 

2階は断熱工事実施中でした。セルローズファイバーのブローイング(圧送、吹込み)。

3人で1チーム。

1名外で車に積んだ圧送機に次々に放り込む。

1名シートを張る。

1名ホースを片手に吹き込んでゆく。

セルローズファイバーは紙を細かく砕いたもの。

マスクは必須です。

今後見えなくなってゆく小屋組み。

さよなら小屋組み。

そしてこの家の屋根をしっかり支えおくれ! (次回この現場に来る際には隠れてしまっているだろうから)

これから仕上げで張られる板はすべて室内に、整理整頓されその時を待っています。

森に生まれ、きこりさんによって地面に寝かされ、製材所で鎧を脱がされ、材木屋さんで長い間寝かされ、 のどがカラカラになったころに再び身を削られ、今まさに再び人々の目に触れようとしている。

それはさながら下積み10年の女優さんが、初舞台を踏むような、晴れやかな、まぶしいステージデビューの時のようではあるまいか。 その姿を、ハラハラどきどき、舞台の片隅で密かにのぞく父親のような心境です。 いけません。また妄想がはたらきすぎました(笑) 

外壁の腰壁にも無垢板(杉)が貼られています。

蔵の町、須坂にふさわしい外観を呈することでしょう。  

だんだん気温が下がってきました。

完成を心待ちにしている建築主。

それに応えるために現場を采配する現場監督。

そしてこの家を作る職人の面々。

木造の家はそうした現場の一体感も醍醐味の一つですね。

おまけ。大工さんによるの穴埋め作業に見る、そののこぎりの切れ味。

2016.9.21 Reborn塩原  

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