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付加断熱・窓引っ込め納まり用水切りに朗報

2017.07.11|断熱職人|間取り・設計・デザイン
塩原真貴

夏の高校野球 県大会が始まりました! 甲子園大会出場の切符を巡って、長野県は85校が参加して行われています。 特別強いチームが今年はないらしく、予測不能の激戦と言われています。 母校も優勝候補と期待され、また身内も有力校に出場しております故、 高校を卒業して25年が経ちますが、これまでにない気持ちの高ぶりを実は抱いています(笑) 

さて、気を取り直して引っ込め納まり朗報の件。

外壁付加断熱の場合、窓をどの位置につけるか迷うことになります。

柱に直接窓を取り付けると、窓が外壁より引っ込んで取りつくようになります。

日本ではほぼすべての窓が、外壁よりちょっと飛び出た風についています。

コンクリート造や土蔵造りの建物の窓は、引っ込んでついていることが多いように感じます。

窓が引っ込んでついていると、日射取得上は不利になるわけでですが、 外観デザインは重厚感が増し、非常に人気があります。

トリプルガラスのような重い窓をつけようとすると、やはり柱がある位置に窓を付けたくなります。

窓台上下に、このような奥行が20cm近くにもなる板が登場します。

新住協会員を含め、世間一般には、ガルバリウム鋼板で仕上げることが多いのですが、 どうも味気なく、費用もそれなりにかかりますので、 我が家は10年前ですが、樹脂に木粉を混ぜた、樹脂製デッキ材を流用して取りつけました。

当時、木の板に板金をかぶせることも検討しましたが質感的にどうも・・・。

現在はこのように発展してきています。

長野県産杉板に防腐材であるACQを加圧注入したもの。

これまたデッキ用の材です。

窓台に吹き込んだ雨水を外壁に沿って流れさせにくくするため、小口にアルミのL字型バーを差し込んで水切りとしています。

今年1月にドイツバウ展で見かけた水切りはアルミ製でした。

色も豊富にラインナップされており、金額も安い・・・。

こんなものが日本にないものかと、帰国後検索し続けるものの、やはり販売先はなし泣

そもそも需要なほとんどありませんから仕方ありません。

しかしなんと、あきらめない商人が長野市にいてくれました。

「塩原さん、ちょっといいものを輸入したから、見に来てよ」 ということで翌日即訪問。

両サイドが着脱式左官見切りを兼ねた垂涎のアルミ製窓台水切り。

長さは現場採寸の後、カットして現場直送可能とのこと。

キターーーー(”Д”) 

色は今回はシルバーのみ。

リクエストがあり増えるようなら応えることもできるけど、ちゃんと買ってくださいね、と釘を刺されました。

水切り裏に万が一水が回っても抜ける仕組みもあり、 これがグッド(マン)(笑)

いや~この年でドイツ語を始めるのはちょっときついけれど、 こうしてWEBで製品をみられるという時代のすごさを感じます。

もともとはアルミサッシのメーカーさんなのでしょうか。

ドイツのサッシや関連商品は、ここまでいっちゃってんのか~、というのがWEBページを見た正直な感想。

ドイツでは、窓が外壁より出ていることの方が少ない。

ほぼ100%付加断熱窓引っ込み納め。

日本製のアルミ樹脂複合・半外付け(ツバ付き)サッシをドイツ人が見たらどう思うだろうか。

住宅メーカーは急ぎパクり、追いつかないといけない。自動車産業の歴史が参考になるはず。

2017.7.11 Reborn塩原(毒度5.6)      

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