先月のことではありますが、産経新聞にRebornの取り組みが紹介されました^^
偶然だと思ってはいますが、前日に大きな地震が東北地方で発生しました。
そう、気象庁の発表と実際とが問題となった津波警報・注意報のアレ。
情報はもちろん正確な方がいいでしょうが、自然現象で突発的なものですから、だれも責めることはできません。
結局は自分で考え、自分で行動するしかないのだと思います。
3.11以来、私は車中で必ずラジオをつけるようにしています。
実のところ、住宅の耐震化はなかなか進んでいません>< 大
きな地震は各地で起こり、そのたびに大きな住宅の被害状況がテレビから。
また、室内の温熱環境も相当寒い家に多くの方が暮らしています。CO2もなかなか削減されていないので、地球温暖化も歯止めがかかりづらい。
けっこう古い家でも、最近の高断熱高気密住宅同等にまで高める技術も、実験段階から実用段階に。
寒い家は非常に危険です。耐震性の劣る家も危ない。
本当の意味で「いい家」とは、ホッとできる住宅のはずです。
ここ何年かで、公共施設の耐震化はずいぶん進みました。車の燃費も相当よくなりました。次は住宅の番です。
先日も「寒くてかなわない( ;∀;)」と悩んでいらっしゃるお宅にお邪魔し話を聞きました。
床の表面温度は4.6℃。
当然ながらスリッパを履いて生活している様子ですが、立ってお話しをしているだけでジンジンします( ;∀;)
まだこの時期ですからこんなもんなんでしょうが、真冬は0℃前後になっているはずです。
案の定、床には断熱材は皆無。
各部屋、廊下、脱衣室、トイレ・・・・
家じゅうのあちこちに暖房器具があり、エネルギーを熱に変えて、CO2バンバンです(*_*;
先月の灯油消費量をお聞きしましたが、それは普段私が設計している同規模の住宅の1年分に相当します。
タイル表面温度は-1℃。
外気温よりも低いです。
冷気を蓄えてしまっているんですね。
ちょっと上に暖かいところ(オレンジ色)がありますが、そこは換気扇。
すなわち外気温の方が暖かいということが表示されています。
天井に近い、壁の上部が真っ黒になっていて、3.1℃。
この天井裏にも冷気が停滞しているのでしょう。
暖房してもしても効くはずありません。
毎年日本では1万5千人以上の方が、家の中で命を落としていると聞いています。
命までは奪われずとも、入院や体調不良を起こしている人を含めればその数はいったい何人になるのか?
私は今後いったい何人の人を救うことができるのか?
家は人の命を奪ってはならない。 まぁいいや、は決して許されない。
2016.12.6 Reborn 塩原(毒度7)
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