インフルエンザ最盛期、でしょうか? あちらこちらで寝込んでいる人がいますね。 熱はそれほどでもないけど、節々いたく、寝返りをうつものつらいんだとのこと。
みなさんお大事にしてくださいね。
打合せの合間を見て、千曲市のH邸を訪問。
この後、初めての面談に向かったのですが、 偶然にも、この現場土地も一時は購入しようとしていたんだってことが発覚!
土地ってたくさんあるようで、実はとても少ない世の中です。
迷いなく購入するには、瞬間的な判断が必要です。
でもその前に行っておくべきは建築に関わる全体の資金計画。
土地代、建築工事費、設計費、その他諸経費、それらの具体的な把握なしに「なんとなく良さそうだから」といった理由で土地は買えません。
資金計画はさらに客観性が大切であることは意外と知られていません。
銀行に行っていくら借りられるのか聞いて、それが資金計画だと思っていたら落とし穴にはまる確率大です。
客観性、と書きました。
家づくりには不動産業者、建築業者、銀行などいろいろな人が関わります。
それら多くの人に対してお金を巡って悩み、考え、決断しなくてはなりません。
気づいたら、借入限度額で物事を考えていることが多く見受けられます。
背伸びをしすぎ、またその逆に、安全を見すぎている場合もあり得ます。
土地も建物も不動産、という言い方があります。
資産価値、という言い方も一般に知られています。
バブルのころは不動産は価値が上がり続けると思い込んでいたようですが、 どう考えてもそんなことありやしない。 どちらかというと下がってゆくのが資産価値なわけですが、世の中がだんだん変わってきていることにお気づきでしょうか?
住宅の場合、資産価値は鑑定士が査定した金額ともいえそうですが、もっと突き詰めると、「いくらで買う人がいるか」ということだと思います。
土地の公示価格、新築時の建築工事費、経年劣化の度合い、等々査定にはいろいろチェック項目があるはずです。
長期優良住宅など、第三者による審査に合格し、お墨付きを得たものは、 それでそれで査定に大きく影響しそうです。
また、直感的に、「あ、この家よさそう!」と買い手の感性に響く家も、値下げすることなくそれなりの金額で売買できそうです。
査定価格を上回る金額で売買されることもある不動産の世界。
これからは耐震性や冬でも暖かく、かつ省エネである、ということに重きが置かれて査定されることになってゆくでしょう。
今現状の法的な縛り(建築基準法)や省エネ性能(次世代省エネ基準)をぎりぎりクリアしていては、10年後は、陳腐なものになると予感しています。
このお宅もそうですが、そうした性能基準を大きく超える建物が、一部のメーカーや工務店の手によりどんどん建てられています。。
20年、30年先のことは誰も分かりませんが、せめて10年後のスタンダード、 少なくともそれくらいはイメージして建物はつくらないとだめです。
人生はなにが起きるか分かりません。
家を売らなくてはならない状況は、だれもが想像もしたくないでしょうが、 たくさんの人と関わり、いい人も悪い人も混在している社会ですから、 自身がそうならないとも限りません。
地震に備えるのは当然だとして、おカネの緊急事態にも備えること、 同じくらい大事なことだと思います。
客観性のある資金計画はその第一歩。そして実は建物の維持管理費や光熱費のランニングコストも実は資金計画に大きく影響しています。
明日も2組のお客様をその世界に導きます。
2017.2.11 Reborn塩原(毒度3)
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