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木造の対角線上にあるもの

2017.03.21|設計・デザイン
塩原真貴

先日のブログで、工務店のひとつの生きる道を語らせていただきましたが(笑)、 心強いことに、 「そうだそうだぁ~。いけいけ!もっとやったれ!!」 という声をいただき、益々やる気に満ちた春になっております。  

今回は、 工務店がんばってるじゃないか、 というやる気に満ちた案件をふたつ紹介します。

坂田木材施工。

もうすぐ完成しますが、約1年かけてつくり込んだ平屋の木造住宅。

4寸五分の大きな切り妻屋根で、和瓦&銅板葺きです。

威風堂々、そんな冠詞が似合う住宅ですが、断熱性能も高いレベルでできております。

YKKのAPW330樹脂サッシで、PSのパネルラジエータによる全館暖房となっております。

天井高さが基本2.7mと非常に高い( ;∀;)

室内に入ると自分がコビトになった気分です。(タシカニコビトデハアルガ)

吉野杉の丸太軒桁。

最近はほとんど見かけなくなりましたが、あるところにはあるんですね。

化粧野地、化粧垂木、雨樋も銅です。

深い軒が本格木造には欠かせませんが、日除け機能としても当然欠かせないわけでありまして、 こうした仕事ができる職人もそう多くないわけです。

玄関はヒバの香りで出迎えます。

明るい色の御影石と軽い感じのたてさん手すりが、モダンな雰囲気を醸し出しています。

敷地が道路から1m近く上がっていて、アプローチを長くとって少しずつ段差を解消しています。

室内はワンカットのみ。

光井戸です^^

暗くなりがちな建物の中央部分。 廊下といいますか、洗面台のあるホールといいますか、 窓が付けられないスペースを明るく上から照らしています。

うってかわって、 こちらはリボーン設計施工のログハウス。

5月、富山にお嫁にいきます。

松代の山のふもとで加工をしているのは、ご存知株式会社まるたんぼう。

くされ縁(シツレイシマシタ)も、かれこれ20年近くになりますなぁ。

応援で来てくれている大工の面々も、みな歳をとったなぁ。

まだまだ道のりは長い。

それにしてもひのきのログハウスとは贅沢なことです。

しかもけっこう太いです。

当然ですが1本1本手作業で皮を剥き、スクライブ(シランダロウナァ)しチェーンソーでブィンブィンするのです。

根っこの方に、面白い形があればそれを活かします。

このへんはまさにハンドカット!

図面には到底表現できない、ログの独特な世界。

丸太同士が重なるところはどうなっているのか、初めて見る人も多いでしょう。

M字型に溝を彫ってあるんです。

この加工をグルーヴ、っていうんですが、特に知らなくても生活に支障ありません(笑) 

どうですか、このもちもちの木肌。

なんかいつもより節がとても少ないように感じます。

手入れがよくされていた山から切り出されたのでしょうか。

半年以上かけて集めたヒノキの原木は延べで1400m以上。

そろそろ第2便が搬入されます。   今回は木造の両極端をご紹介したつもりです。 いずれも大手ハウスメーカーには到底できっこないシロモノですね。 2017.3.21 

Reborn塩原(毒度7)      

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