長野市篠ノ井で今日・明日で行われている見学会の初日が終了。 たくさんの方にお越しいただきました^^ 遠方は東京から。 ありがとうございました!
Q1.0住宅の暖かさが、目に見えて”分かる”場になっています。
家のなかでどんなふうに温度が分布しているのか分かるのは、 けっこう楽しいです。
気温だけではなかなか判断がつかない体感温度。
私たちは、本当は、体感温度を体全体で読み取りながら、 衣服で調整、汗をかいたりしながら生きているのです。
表面温度はこのように一般的にムラがあります。
床および、床に近い壁が低温です。
反対に天井は高温。
このグラフィーでは6.5℃の温度差ですが、15℃くらいの差があることも少なくありません。
この床・壁・天井の温度差を1℃程度に抑えることができるのが高断熱高気密の特徴です。
特別なことはありません。
断熱材をきちんと詰める、気密を高める、 それだけでよいのです。
外壁に付加断熱をしない場合、 壁の中にある柱がやや低温になります。
左は断熱材が充てんされているところで21.5℃
右は柱のあるところで20℃ その差は1.5℃
ですが、この程度であれば体感温度にはさほど影響ないと考えています。
ただ、敏感な人はこの温度差を読み取ることがあります。
熱橋(ねっきょー)とかヒートブリッジ、などと言いますが、熱を伝えやすいものが、壁の中には実はあるのです。
断熱材に比べると、実は、木は熱を伝えやすいもの、ということもできるほどです。
サーモグラフィーなそれを如実に示しています。
これを解決するには付加断熱あるいは外断熱を行うのがいいでしょう。
充填断熱+外張り断熱=つまり「付加断熱」、がよい、という訳です。
鉄骨造やコンクリート造の場合は、必ず外断熱工法とすることが大切です。
それとやっぱり窓。
窓はとても熱が逃げています。
大きな窓は明るくて気持ちのいいものではありますが、 安定した室内温熱環境を整えようとすれば、窓は小さいに越したことがありません。
日本は日射量が豊富なので、ヨーロッパのように窓を必要最小限に小さく、かつ3重ガラスのようにすることはマストではありませんが、 サーモグラフィーを覗いてみて、この時期日射が入らない北側の窓なんかは3重ガラスにしたくなっちゃうのもわかるでしょ?
玄関もけっこう熱が逃げています。
人の出入りが頻繁にあるから、というのも理由ではありありますが、床タイルなど、熱容量の大きなものが床にあるわけで、 冷気を蓄えてしまう傾向があります。
ドア自体からもけっこう熱が逃げています。
左は室内からの画像
右は外からの画像(それぞれ別のドアですが)
ドアのくつづり部分には断熱材を入れる、 玄関のタイルを張る前に床に断熱材を張る、などの対策が有効だと感じています。
最後に、 これは気温の記録ですが、 いま工事中のQ1.0住宅現場の中の温度記録です。
見にくいですが、紫が現場の室温。
黄色が外気温です。
外気温の変動に比べて、明らかに変動幅が少ない。
暖房は当然ありません。
昼間の日射と、職人さんの体温、それに夜から灯す電灯の熱だけです。
朝、現場のドアを開けて入ると、そんなに帰る時と変わらないと感じるようです。
2018.2.3 Reborn塩原
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