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朗報^^シャノン樹脂サッシが内窓として使える件。

2021.05.15|Q1.0住宅|リノベーション|間取り・設計・デザイン
塩原真貴

長野市若里で、賃貸住宅のリノベーション工事中です。

しばらく借り手があらわれず、こういうのも空き家というんでしょうか。(いいますね)

立地は抜群なのですが、なにがマズイんでしょうか?

初見でいくつかの問題点をオーナーさんに指摘させていただきましたが、

その一つにこの出窓サッシのことも。

この物件の特徴でもあるわけですが、冬は凶器ともいえそうです。

加えて洗濯機を置くスペースがない、
洗面化粧台がない、などの致命的なマイナスポイントがありました。

 

幅3.6m、高さ1.3mという巨大な出窓が2か所。

この窓からの熱損失の大きさたるや。

アルミサッシでシングルガラス。

出窓の天井にも底板にも当然断熱材はないでしょう。

こういう光景を見ると、「2050年カーボンニュートラル」なんてスローガンは吹っ飛びます。

これは相当道のりが遠そうで、目をつむって富士山に登れといわんばかりです。

 

3階建ての2階の部屋ですから、サッシを交換するわけにもいかず、

当然の選択肢として「内窓」となります。

これまでRebornの断熱リフォームでも、たびたび採用されてきた樹脂製内窓。

YKKのプラマードU、LIXILインプラス

お世話になっていながらあえて申しますが、どの内窓もろくなもんじゃぁありません。

ペアガラスは当然としても、樹脂枠のパッキンはおもちゃ程度で、気密性は全く期待できません。

そこで、もう10年ほど前から、エクセルシャノンさんに、「性能が出る内窓」を嘆願していました。

単にサッシの”フィン(ツバ)”をカットすれば、内窓は出来るわけですが、

ツバなしでどう固定するか、という問題がありました。

また、フィンをカットするのは誰が?とか、施工上必要となるクリアランス(隙間)をどう埋めるか?

などの諸問題もあり、これまでの既製品を大工さんに加工してもらったりするのはあまりに負担が大きのではと躊躇していました。

しかし!

ことしの3月だったでしょうか。エクセルシャノン長野支店長の金子さんから、

「できます!発売します!」

という朗報が舞い込んだのです。

Rebornでのシャノン内窓の採用は、今回これが初めて。

隙間は発泡ウレタンで埋め、気密テープも貼りやすく、

室内側にもう一回木製枠をまわす必要がありますが、

このやり方だと、大工さんへの負担は少なくて済みます。

シャノンはPanasonicと昨年業務提携をスタートさせましたが、

枠材もどうやら新建材でラインナップされ、専門用語ですが「アングル付き」も可能になりました。

このあたりもおそらくオーダーが可能なので、施工性はもっとよくなっています。

この物件ではドレーキップ×2本とFIX×1本を組み合わせて巾3.6mの窓としました。

出窓スペースは外の環境になるので空間的活用は見込めないものとなってしまいますが、

出窓は生活者への凶器ですからね・・・。

冬はこのアルミサッシと内側の樹脂サッシとの間が、天然の冷蔵庫になったりもするので、まぁよいかと。

 

昨日窓枠が取り付き、きれいに仕上がりました(*´ω`*)

これまでおもちゃしかなかった内窓の世界に、スーパースターが誕生した感があります。

窓の性能強化は、冬寒い家のファーストステップです。

このブログを読んでくれている方、シャノンの内窓を憶えていてください。

そして、リフォームを予定している人に、そっと教えてあげてください。

カタログやHPにも載っていないので、実はまだ裏メニューなのかもしれません。

ごめんよ、金子さん!

わたしの個人的な感覚ではありますが、

この賃貸物件は完成したらすぐに借り手がみつかりそうです。

6万/月でしょ?(リノベ前は4万でした)

2万アップでこれほどグレードアップしてしまうとは。

うれしい特典、衣類乾燥機=乾太くんがついてます(‘ω’)ノ

【賃貸マンション】若里カンカン参番館 201号室(リノベーション)

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