時代は常に変化しているわけですが、 建築業界というのはここ20年くらいあまり変わっていません。
いや、そうでもないか・・・?
私が子供のころは、こんな風に現場に現場にアミアミはなかったような記憶があります。
通学路の途中で工事現場があり、大工さんと妙に仲良しになり、 木片をもらって香りをかいで帰路についたり、お菓子をもらったり。
ある日あれは工事が最終盤だったのか、大工さんが現場にいない。
誇らしげにそびえたつ真新しい木造家屋。
いろんな職人さんたちがみんな笑って仕事していたように感じていた。
足場はもっと簡単なもので、工事がどんどん進んでゆく様子が、子供ごごろにうれしかった。
いったいいつからなんだろうか? 工事現場には必ず網がかけられ、中の様子がほとんどわからない。 子気味いい金づちの音も、電気ドリルやコンプレッサーの唸る音が主になった。
そんなアミアミの向こうにいましたいました、塗装職人^^
これ、ひそかに申し上げるのですが、「おせしゅさん」です(^^)/
本日現場で第三者検査がありましたが、検査員の方も完全に気付かなかったね。
ヘルメットに安全帯。刷毛さばきはまったくもって塗装屋さんそのもの。
塗装屋さん、すみません!
仕事を奪ってしまっているのは、おせしゅさんです。
思い起こせばゴールデンウィーク。
近づく建て方工事を目前にして、天井面としてのネダレス合板に、 塗装をしてもらいました。
塗料もご自身で調達した、「いろは」の栗皮茶。
塗料の選定も押し付けません。アドバイスはしますが。
ご自分の家ですから、自分で決めるのが当然、 そういうところからスタートしてほしいのです。
これが現場でこうなってゆくのです。
たしかに・・・。 栗だわ(笑)
合板は厚み24㎜で、もともとは国産のカラマツ材です。
リボーンではこの水平構造材である厚物合板を天井仕上げ材としてそのまま見せることにより、 多少なりともコストダウンに成功しています。
材料の発注・加工・配達を先行させたりなど、 現場管理上は少しだけ手間は増えますが、この合板に後から上を向いて塗装するのはとっても難儀です。
ほれほれ。 まるで床の間みたいではないですか!
そして構造骨組み材である梁もそのまま見せちゃいましょう!
でもこちらは現場塗装で頑張ってもらいます、おせしゅさんに!^^
いろはの栗皮茶、なかなか発色がよくてグッドですね。
こちら千曲市の現場です。
建て方工事から約2週間が経ちました。
外部は破風(はふ)、桁(けた)、軒天(のきてん)、玄関ドア、 内部は梁(はり)、窓枠、床、家具、ドア、 あ~たくさんあるなぁ、塗装するところ。 最後は内壁や天井をしっくいで仕上げてもらいます。
ちなみに、飯田市の新築現場でもついにお施主さんによる塗装が始まりましたよ~^^
そう、リボーンでは原則建築主のみなさんに、工事に参加していただきます。
もちろん義務ではありません。
ギブアップもアリです。ちょっとだけでもOKです。
「私たちプロが作ったものを譲りうける(買う)」 というのがもう何十年も家づくりの常識ではありました。
安全第一だから施主は現場になかなか入れない、入れない? 工期が最優先だから追加・変更困る? リボーンの工事現場ではアミアミがスケスケになっていることがあります^^
ひとりでもいいから子供にのぞき込んでほしい。
2018.5.29 Reborn塩原
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