早くも ”夏っ!真っ盛りっ(*´з`)” という有様ですが、お盆休みまではまだ1か月もありますね・・・泣
からだ、「もつ」、のでしょうか??
今回はそんな夏にぴったり、ちょっとキャーなお話を。

先日レポートした松本市のシロアリ被害の続報です。
全体の被害状況がだんだん明らかになってきました。
東西南北、どこからでもシロアリ被害が発見されました。
すべてといってよいでしょう、基礎断熱材からの侵入です。
不思議なのは、柱よりも筋交いに被害があることです。
外張り断熱材が密着していないからなのでしょうか?
原因はいまだはっきりしていません。

今回のシロアリ対策工事は外側からの切開としました。
基礎断熱でシロアリ被害が疑われる場合、これは基本です。
内側のほうが復旧する工事費が安くすむことから(一般的な石膏ボード+ビニールクロス仕上げの場合)、 思わず内側解体工法を採用しがちですが、場合によってはその被害状況を見落とすことになるでしょう。
外壁のクラック、あるいは軒の出がほとんどないことから、壁の中に漏水があったようで、 腐れとシロアリを併発すると、もう柱や土台はボロボロです。
大きな地震がきたらここは踏ん張ることができずに、「ガクッ」となる可能性が高く危険です。

ウレタン断熱材の中に巣を作っている様子です。
巣の断面のように見えます。
拡大してよお~く見ると卵も見えます。
この中に女王様がいるのかもしれません。
これまでの乾いた状態から一変、このあたりはじとじと濡れています。
水分があるとシロアリはとても活動がしやすいそうで、 この上は出窓。
外壁との取り合い部分からの漏水か、 あるいはそのまた上のベランダからの漏水か。
いずれにせよ壁の中が濡れた状態です。