「もう15年かぁー」 棟梁は○○大工さんだったなーとか、 工事中は梅雨時期で毎日雨でタイヘンダッタナーとか、 左官の外壁の色をお施主さんが喜んでくれたなーとか、 あるいは苦い思い出も(笑)
新築当時のことを思い出しながら、遠路はるばる点検に向かうの、嫌いじゃありません^^
「またいつものやつだ」、なんて言わないでください(笑)
こういう工法を何というんでしたっけ?
はいっ、ナカソネ君(新入社員・自称20歳)、答えなさい!
ウォールナット色で、生成り色の左官外壁。
レッドシーダーの腰壁で重心を落とし、6寸勾配のきっぱりとした切妻屋根。
15年経った今が、ある意味最も美しいと感じてしまいました。ウットリ
レンズを調整してもっと寄ってみましょう。
そうこのちょっとかすれた感じ( ^)o(^ )
膝のあたりがすり減ってきた履きなれたジーンズのような、 ツバの先がすこしほころんできた帽子のような、 目元に少ししわが増えたような増えてないような原田知世さんのような(笑)
あえて見せませんが、室内は全面パイン板張りで明るいカントリー調。
このギャップもまたよろしいわけなのであります。
ウッドデッキ+芝生は、ラーメンにシナチクのような相性バッチ軍団です。
窓先に並べた薪や、プランターも絵になります。
1,2、3、4、5、6列分のデッキ床を、6年前にACQ加圧注入材で張り替えました。
築後10年目にして、やっぱり腐るウッドデッキ。
その時のブログがこちら。多治見市10年点検 材種はすぎ。
ACQ防腐剤を加圧注入したもので無塗装です。
ACQは正式には「マイトレック エーシーキュー」というんですが、銅の成分が入っているそうで、 最初は緑がかっていて、オーナーさんからは「ちょっとこのまんまじゃなあ…汗」、 と気持ちを焦らせるという特性がありますが、 「ダイジョウブデス。コノママスコシホッタラカシテクダサイ」と、なかば強制的に塗装を実施させません。
6年後の今、どうですこの質感、色合い、ワビサビ(^^)/ いいでしょ♪
「木の玄関ドアって、まじメンテナンス大変なんでしょ~?」 って、まあ、それはそうなんです、正直。
でもこれを見てください。いいっしょ?
これはもう一生モンですよ、おとっつあん。まさにプライスレス。
これまで何度となくオイル(塗料)を塗り重ねられてきたはずで、なんとも言えない良さがにじみ出ています。
品のいいおじさんのような、おばさんのような・・・。
ついでに玄関ポーチの正面のビュー。
珍しいウッドデッキのポーチです。ログハウス界では至って当たり前なんですが。
現代ではタイル、洗い出し、土間コンと、ほぼ無機質材料によるポーチが一般的なんですが、ウッドデッキポーチも捨てたもんじゃないんじゃな~い?
え?名称が長い?じゃあ、今後は”W00d-Deck.Porch”、ってな風に書けばよいのかな。そしたら採用決まるかな?
屋根がかかってさえいれば数十年は余裕でもちますよ。
「この家に住んでる人はきっと木がすきなんだなー。きっとおおらかで優しい人なんだなー」って任意訪問者は感じちゃうから不思議です。
それってけっこう人生メリットじゃないでしょうか?
薪ストーブ直下の補強状態。
鉄のパイプは外気導入のための給気口。
この筒の先によく防虫網がついていて、床下ですから誰の目にも触れることなくみっちり目詰まりしていることも珍しくありません泣
ここは大丈夫でした^^
天井裏へも潜入。 雨漏りなし。
ハチの巣なし。蝙蝠なし。
読めました?この漢字?
垂木は2”×8”材でがっちりとトラス状に組まれ、断熱材は高性能グラスウール16K品でヘタレ、結露など問題は一切ありません。
問題があるといえば、この屋根裏へ入るのに、3.5mも高さがあることか。
6尺の脚立では無理で、はしごを使わないといけません。
おまけに断熱フタがついている点検口ですが、パッキン材(EPDM)が密着よすぎて蓋が外れません。
点検口の枠自体を固定しているビスを外してなんとかしましたが、これを簡単に開ける技なんかありませんかね?
あ、室内の様子見せちゃった。
パインが日に焼けて、まことにいい感じなのであります。
2018.9.1 Reborn塩原 (訪問日8.28)
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