
先週末に行われた千曲市での完成見学会、ご来場いただきました皆様ありがとうございました。
両日共に晴天に恵まれ、太陽集熱器はフル稼働。500㍑の貯湯タンクは二日間で38℃上昇しました。(19℃→57℃)
お引越しまであと数日あるため、これ以上熱を蓄えるのは危険なので、昨日再びシートで覆いました。
見学に来られた方だけでなく、近所の方や犬の散歩をしている方々から、「あれは一体なに?」の声を掛けられられることしばしば。
知ってしまえば非常にシンプルなしくみなのですが、説明がなかなか難しいのです。
参考に機器説明書の動画リンクをくっつけておきますので、興味のある方は腰を据えて勉強してください。

ちなみに設置架台はこんなふうになっています。
「重そうだけど大丈夫?」って審査機関でよく聞かれるんですが、 不凍液が入った状態で1パネルあたり約40kg程度です。
ベランダの手すりに付けていますが、もちろん屋根の上にも載せられます。
ただ、家族旅行なんかで数日留守にすると貯湯タンク内の温水は80℃以上になってしまい、 循環ポンプは自動停止するものの、集熱器内の不凍液が沸騰し、破損する可能性が高まります。
そんな時はこの集熱器を、ブルーシートでもなんでもいいのですが、シートで覆い、集熱を止めないといけないんです。
その作業は屋根上では困難ですから、このようにベランダの手すりなどに取り付けるしかないのです。

屋根上に設置する場合は、たとえば隣に実家があって、 留守の間代わりにお風呂を使ってもらうとか、 蛇口からお湯を垂れ流して放熱してもらうとか・・・汗
ラテントの技術情報~日本語版をPDFファイルで持っています。
数年前にこの機械の製造元であるドイツIVT社に行きました。
通訳の人もいていろいろと情報を得てきたのですが、日本に戻って日本語版のPDFファイルをメールで送ってもらいました。
欲しい方はおすそ分けできますので、塩原あてメールください。

貯湯タンクのデカさはみなさん驚嘆していましたね。
「想像以上に大きいナー」と。
次には「家の外に置いてもいいのか?」と聞かれます。
せっかく貯めた熱エネルギーですから、断熱された空間に必ず置いてください。
LATENTOの貯湯タンクは屋内にしか設置できません。ウレタン断熱材で覆われた樹脂製の容器です。
屋外に置き、紫外線にあたる状況だとすぐに劣化します。
荷重も600kg近いので、床の強度をしっかり持たせましょう。