長野市はこのところ30℃前後が続いています。
先の週末は長野市上松でキューワン住宅の完成見学会を開催。
あいにくの雨模様となりましたが、たくさんのマニアックなお客様と、濃ぃ~い話を。
過去他社の見学会にも参加しているお客様たちも多く、いろいろな会社や人が、いろいろな工法や考え方で家をつくっているんだな~と感服。
Rebornのキューワン住宅は特別な工法や独特の手法を用いておりません。
本当です。
FCの加盟もありません。
どちらかというと基本に忠実に、 とてもシンプルで「分かりやすい家」だと作っている本人は思っています。
そして見学会の翌日、建築主であるKさんにドナドナされてゆきました・・・。
造り手として寂しくもあり、誇らしくもあり。
おかげさまでRebornのQ1.0住宅も累計20棟目となりました。
ところかわって飯綱町O邸。
上棟から1週間が経ちました。
「終わる家あれば始まる家あり」
屋根工事が終わり、床や壁の下地が盛んにおこなわれております。 「
したじ」 という言葉が頻繁につかわれるのだな、とこの業界に入った22歳の若造は思いました。
一般用語ではありませんからね。
大学を卒業後、ただちに放り込まれた現場で、現場監督見習いとして、 N棟梁にイソギンチャクのようについて回っていましたが、 Nさんはやたら「したじ」という言葉をやたら使う人でした(笑)
「家は下地ですべて決まる」とも言っていました。
あの頃は「へ~」としか思っていませんでしたが、今となっては同感です。
下地とは仕上げ材を取り付けるための相手方であり、家全体の骨格をなすものです。
建物の場合は最終的に見えてくる素材は20%程度で、あとの8割はほとんどが隠れてしまうものであり「下地」です。
この途方もない下地工事をきっちり行うことがプロとして最も大事な作業と考えています。
現場の眼前にはリンゴ園が広がっています。
ここ1週間でずいぶん実が大きく膨らんできました。
このリンゴにとっての下地は幹や葉、根っこであり、太陽光であり、雨であり土です。
また、現在複数ある実は「摘果(てきか)」という作業によって、1つだけに選抜され、他の実ははさみで切り取られてしまいます。
子孫繁栄を最大にして唯一の目的である生物のほとんどは下地で出来ているわけです。
農家も、下地作業が最も大事だといえるでしょう。
地味な作業で最終的にはその苦労が見えてこない、 それは設計作業にも言えることです。
下地が、裏の苦労が、透けてみえてくるようになると、世界が変わって見えてきます。
2020.6.16 Reborn塩原
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