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えっ?まだ不動産売却査定サイトを信用してるの?

2021.03.17|不動産
笠井美英

煽るようなタイトルで恐縮ですが…

今回は、これから不動産売却の一括査定サイトを利用する方のために、幾つか留意点をお伝えしたいと思います。

 

不動産査定サイトとは、売りたい土地・建物の情報をネット入力・送信するだけで、複数の不動産業者から査定結果が届くという便利なツール。

しかも無料です。

 

私は査定する側の人間なので仕組みを知っているわけですが、「使っちゃいけません」とは言いません。

ただ、出てきた査定額を鵜呑みにしてはいけません。適正な評価ではない可能性があるからです。

それをお伝えたい。

 

理由は2つ。

・業者は現地や建物の内部などをよく調査したわけではないから

・売却の依頼を受けたいがために、あえて高めの査定額を提示してくる可能性もあるから

 

通常、サイトから情報を受けた業者は、現地を見ずに簡易査定(机上査定)で対応します。

同じエリアの過去の取引事例や路線価などを調べて判定するため、物件そのものの特徴までは掘り下げません。

 

つまり「一般に売り出したら、これくらいで売れるだろうな」という“ざっくり予想額”。

売却業務を確実に受任できることがわかっているなら業者も細かく検分しますが、ネット査定の段階では、結果は参考値程度に見ておくべきです。

 

 

また、業者はサイトから査定依頼を受けた時点でシステム運営会社に広告料を支払うため、何とか売却依頼の受任につなげたいというのがホンネ。

某サイトでは、依頼1件につき1万円の課金です。さらに“すぐ売りたい客”からの査定だと、1件1.5万円にアップしたりします。

た、高い…(^^;;

 

ライバル他社にも同じ情報が行っていることはわかっていますから、業者の中には、意図的に相場よりも高い査定額を出してオーナーさんの気を引こうとするところも…。

そんなわけで、価格は高いに越したことはありませんが、他の業者の査定額よりも遥かに高い金額を提示してくる業者は気をつけた方がいいかもしれません。

 

もう1点、査定する業者にも「仲介」と「買い取り」の種類があることも補足しておきます。

仲介は、一般の人向けに売り出してオーナーさんと買主をマッチングさせるパターン。

買い取りは、業者が直接オーナーさんから物件を購入し、リフォームなどして再販するパターン。

 

買い取りは、金額さえまとまれば即売却が可能ですが、一般向けに売り出す「仲介」よりも価格は安くなります。

査定業者のタイプをチェックすることも大切なのです。

 

査定サイトは、あくまで概算の参考値を知るツールとして、あるいは、具体的な相談をする業者を見極めるツールとして使うという感覚でいいかと思います。

 

ちなみに、当社は査定サイトに登録していませんが、独自で売却査定を行っております。

中古住宅ならインスペクション(既存住宅状況調査)を実施しますし、土地でも法令調査をしっかりやります。 よかったら当ホームページからご用命くださいませ。

正直にズバッと結果をお伝えします。

 

2021.3.17 笠井ひで

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