17年も空き家だった、遺影・位牌ほか残置物そのまんまの訳あり事故物件…
片付け費用や時間を要したものの、なんとか「貸し倉庫」として賃貸物件に仕立て、借り手を見つけることができました。
これまで数多くの賃貸仲介を担当してきた私も、「大家さん」になるのは初めてのこと。
当初、勢いで事故物件を購入し「やっちまったかな…」と内心不安になった日も正直ありました。
が、いざ動き出してみると、素晴らしい出会いばかりに恵まれたので、今ではトライして良かった!と思います。
実際やってみて再確認したことは、魅力が無さそうな厳しい物件であっても、やり方次第で、ちゃんと借り手が現れるということです。
適正な賃料・賃貸条件を整え、適正なルートで宣伝・発信していく。
そのために、まずは借り手の立場になって物件を俯瞰してみることも大切だなぁと思いました。
どんな人が借りてくれそうか?
その人が求めている条件はどんなものだろう?
…と考えを巡らせるのです。
(難しい物件でも“光の当て方”によって活路が見出せるかも…)
今後については、当面は倉庫を貸し続け、これまでかかった費用を賃料収入から2年間で回収するつもりです。
私がどれくらい投資しているかは、こちらの記事をご覧ください。
そして回収し終えたら、その後の賃料は、雨漏りなどの傷みが目立つ母屋の補修費(あるいは解体費)として貯めていきます。
何年先になるかわかりませんが、最終的な“出口”としては「母屋を取り壊し、土地売りとして売却」が着地点かな、と思っています。
とはいえ、「〇万円で売って〇万円儲かった!」だけで終わらせるのも面白くないので、何かしら母屋を利用できないかな?とも思案しています。
せっかくRebornに入社したので、私のDIY・リフォームの実験場所にするとか…。
失敗しても、誰からも文句を言われませんし。
それとも、イベントでも開催しましょうか?
「トラウマ注意⁈事故物件でDIYワークショップ」なんて企画したら、皆さん来ていただけますか??
(いや、ぜったい参加者少なそう…)
面白いアイデアがあったら教えてください。
あと、「所有している空き家を活用したい」という相談にも乗りますので、情報あったらどんどんお寄せください。
雑談しながら、一緒に“空想”しませんか?
空き家だけでなく、アパート・貸家の空き部屋に関する相談にも応じますよ。
そういえば、レオパレス大家さんの賃貸経営の状態って、その後どうなっているんでしょうか?
できることがあればサポートしたい…。
まとまりませんが、これにて事故物件シリーズの記事を終わりにします。
読んでいただき、ありがとうございました。
今後も進展があれば記事で取り上げることを約束し、ひとまず筆を置きます。
2021.2.24 笠井ひで