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土台を入れ替えるのは大変だ

2014.07.01

今日から7月。今年も折り返し点となりました。梅雨明けも間近。なんとなく心が落ち着きません。今日は小5のわが娘も1泊2日で林間学校へ♪ 父親の雨男DNAは、娘に遺伝しないようです(笑) 以前ブログで紹介した「住宅の醜い姿」 その後土台の入れ替えやらを含む修繕工事が始まりました。 室内に設置されていた薪ストーブをいったん外します。こんなにきれいなリビングなのに、醜い姿が床下に潜んでいようとは・・・。         土台は柱の荷重を受けているばかりではなく、床の荷重も支えています。 その大事な土台を入れ替えるというのは大変なことなのです。         こういう工事をするというのは、決して気持ちのいいものではありません。 大工の宮本さんも不機嫌です。 (自分がやった仕事ではありません)       外にゴミが置いてある土間コンクリートのテラスが見えますね。 ここに落ちた雨水が土台を濡らし、床下に流れ込み、こんな被害をもたらしたのです。 床下は必ず換気が必要ですが、このパイプで換気されるわけもなく、、、     土台は建物の荷重をじっと受け止め、アンカーボルトで基礎と一体化され、文字通り縁の下の力持ち。 古来からヒノキやヒバ、クリなど腐れや荷重に強い樹が使われてきました。 土台が腐るということは家が傾くと同義であるわけです。     今回のケースでは、土台の腐れと共に、この煙突まわりの雨水処理にも問題があり、外壁をも腐らせています。 もうこうなると、このあたりの仕上げ材も構造材もすべてやり直さないとだめなのです(>_<)       この案件は元々、 「冬に室内が寒くて仕方がない」と 床下の断熱改修工事のご依頼をいただいたのがきっかけで発覚しました。 室内に異常的に黒いありが出没する、というところにもヒントがありました。     何の配慮もなく、腐るのがいやだというので打った土間コンクリートのテラス。通気層のない外壁。雨水が煙突の壁にかからない納まり。 いろいろな人的ミスが重なって起きてしまったことだと思うのですが、定期的な点検の仕組みがあれば、それを発見できる目があれば、もっと初期段階で発見できたはずです。  

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