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夢の薪ストーブライフ

2013.10.09

これまでずっとアパート暮らしだったIさんの家づくりで、絶対にはずせないアイテムは薪ストーブでした。   延床面積26.6坪という数字を聞くと、{なんか狭くない?}という声も聞こえてきますが、リビングは吹抜け&天窓で明るく、決して狭くないと感じることができます。         1千万台中程、という予算を感じさせない仕様です。 床にはサクラの無垢フローリングが。 内壁は左官塗り壁です。(ダイヤトーマス) 構造材は信州カラマツで長野県のふるさと信州環の住まい助成金を活用。低炭素認定住宅仕様として80万円の補助金の恩恵を授かります。       薪ストーブは松本市のエイトノット製。 1台1台を手づくりしていています。 下段に薪をくべ、上段で調理を♪ もちろん天板でも保温や煮物ができます♫           外壁も左官仕上げ。 煙突にも難燃性の米杉板(ウィルウォール)を張っています。 広い玄関ポーチは自転車など置いておくにはもってこいです。       段差3cmの玄関上がり部。 一見木のフローリングに見えますが、塩ビタイルです(Gロックフローリング)。 土足OK,水にも強く、表面は木目のようなざらざら模様で、すべりにくくなっています。       工事中を振り返ると、たくさんの職人さんが関わっています。 左官屋さんの荻原ブラザーズ。 Iさんからのリクエストであるこだわりの仕上げ色と、コテムラを付けた仕上げ。           家の中ではIさんご夫婦が文字通り泥にまみれて内壁を仕上げています。当然ながら会社勤めで、隙間時間や休日を使っての作業でしたので、ホント大変だったと思いますが、約250㎡を2週間ほどで全部塗り切りました! 立派!パチパチパチ     住宅の断熱性能はQ値=1.727 全館20℃暖房で予想される灯油消費量は740㍑。 乾燥したナラ薪換算で約190束になります。 灯油が100円/㍑とすると¥74.000 乾燥ナラ薪が¥390/束で以下で手に入れば薪の方がランニングコストは勝ちです。       ランニングコストのことは断熱材の厚みやら家のつくりで変わってきちゃうんだけども、結局は 「この子らのために何ができるんだろ?」 ってところが一番大事なんじゃないかな~、と感じる入魂の一棟となりました。   ■設計・施工 しおはら住宅デザイン設計 一級建築士事務所 ■延床面積 87.78㎡(1F 53.00㎡ /2F 34.78㎡) ■熱損失係数Q値 1.727 W/㎡K(QPEX計算書による) ■年間暖房用灯油消費量 744㍑(20℃設定・第3種換気) ■主な仕様 屋根:洋瓦 外壁:軽量モルタル下地+ホワイトモルタル左官仕上げ 基礎:べた基礎 躯体:土台=木曽ひのき 柱・梁=信州カラマツ ※ふるさと信州環の住まい助成金利用(CASBEE Sランク(最上等級)) ※低炭素認定住宅仕様 サッシ:シャノンウインドーⅡ 樹脂サッシ LOW-E ペアガラス アルゴンガス入り 断熱材:床 高性能グラスウール16K 140mm厚 外壁 高性能グラスウール16K 100mm厚 屋根 高性能グラスウール16K 190mm厚 天井 高性能グラスウール16K 200mm厚 換気:第3種セントラルダクト方式 日本住環境ルフロ400 暖房:薪ストーブ エイトノットBQ 床:1F サクラ無垢フローリング /2F カラーフロア(合板基材) 内壁:石膏ボード+ダイヤトーマス左官仕上げ(主成分 ケルザイム) 天井:1階 ダイヤトーマス左官仕上げ /2階 構造用合板24mmあらわし ■関連業者 基礎:マルワ信濃土建(長野市) 足場:高井工業(高山村) 屋根:綿内瓦工業(長野市) 躯体:北信地域材加工事業協同組合(WEC)(長野市) 大工:青木建築(長野市) 断熱:信越ビーアイビー(長野市) 暖房:翔武(松本市) 左官:荻原プラスター(長野市) 水道:上野設備(飯山市) 電気:山崎電機設備(中野市) ガス:岡谷酸素(長野市) ■総工費 ¥1000万円台中盤 (設計費・監理費・設備工事費などコミコミ)   ご協力いただいたみなさん、暑い中での作業誠にありがとうございました。 おかげさまで予定通り無事完了し、Iさんもすでに引越しを終え新たな生活がスタートしています。今後もお互い切磋琢磨して、一棟でも多くの方に「自慢の我が家」をお届けしましょうヽ(^o^)丿  

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