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薪200束、「お待ちどうさま」

2012.12.08

先ほどから長野市は雪が降ってきました。いよいよ師走も半ばですが、みなさん走ってますか?年末までにいろんなことをやり終えて、すっきりとした気持ちで新年を迎えたい、そう思うのが日本人?しおはら住宅デザイン設計でも、「年内にやっちゃって!」というご要望の工事を急ピッチでこなしてはいるのですが・・・。 愛知県岡崎市のI様改修工事は、デッキの張替え工事、玄関ポーチに屋根を掛ける工事、駐輪場に屋根を掛ける工事が終了し、外部には足場が掛けられました。築11年目の大規模改修です。       家のこと全般を、ご主人が担当していました。昨年の秋に、「築後10年になるので、屋根や外部の木部を塗装したい。」、「子供も成長してきていているので、2階のホールに個室を作ってあげたい。」、「玄関ポーチに屋根を付けたい。」、「駐輪スペースに屋根を付けたい。」、「薪ストーブの薪を保管する薪小屋を作ってもらいたい。」、「床下や屋根裏を含む全体を点検してほしい。」、そんなご相談をいただいていました。 そしてIさんは、今年の1月、交通事故で急逝されました。 遺言リフォーム・・・。亡きご主人の意思そのままに、今回の工事は進められています。   「足場を掛けたら、ついでに煙突の中を見てほしい」、そんなこともおっしゃっていました。 奥さまも、薪ストーブ愛用家ですが、「主人があんなふうに言っていたから、煙突の中を点検してもらってからでないと、薪ストーブを怖くて焚けない」ということで、寒い日々を耐えてきてもらいました。   煙突トップから覗くと、タールの付着はそれほどでもありません。正式に、「もう焚いても大丈夫ですよ~」と奥様に伝えました。 しかし乾いたマキがありません・・・。 そう、薪となる原木の調達から薪割りは、これまですべてご主人が担当してきたのです。   屋根(コロニアル)や板金も、10年経てば、ご覧のように塗料が退色し、白っぽくなっています。今のところ基材までは風化・サビ発生していませんが、やはり10年毎の塗装は必須ですね。 雨樋の内部も、枯葉や泥で詰まっていたので、きれいに洗浄しました。     乾いたマキが無ければ生活が出来ないので、薪ストーブの取引先であるDLDさんに薪を調達しに行きました。Iさんは、DLDのオーナーズクラブに加入していたので、そのまま奥様が引き継ぎ、広葉樹ミックス乾燥薪を¥360で購入できます。(ただし運搬費は別途です。)DLD長野営業所に200束を引取りに行ってきました。   「え~っ!手積みかよぉ~」と思いつつ、ちょっと引き気味な塩原。2tロングのトラックを借りてきましたが、いったいどのくらいの時間がかかるのか・・・。 いっしょに来てもらうはずのM大工さんも風邪でダウン・・・。うむむ・・・。     DLDさんのラックは30束分なので、200束ということは・・・、これが7ラック。よーい、スタート!         2tロングの荷台は巾約2m、長さ4.2mありますが、積んでゆくと約70cmの高さになりました。念のため持ってきたこぼれ止めの廃建具が、役に立ちました。この薪の上にグリーンラックを4台分積んでいかなくてはならないので、丁寧に平たく積みました。手積み込みに、トラック横付けで、約1時間かかりました。いい汗かいた~♪   夕方薪を積み終え、夜にグリーンラックを積み込み、早朝出発して高速道路に乗りました。とあるPAにて、「う~む、何屋のトラック?」と思ったら、私のトラックでした(笑)。       この出張のタイミングに合わせて、名古屋市のまんぼう保育園さんに、特注のグリーンラックを納品します。おみこしの屋根のそうなものがソレです。         約束の時間をちょっと過ぎてしまいましたが、無事到着。 薪ストーブのある保育園は大変珍しいと思ったのですが、全国には数件あるらしい。園長さんが、インターネットでグリーンラックを見付けて下さり、ご自分で組み立てをするそうです。組立前に園児の皆さんで塗装をするんですって。素敵ですね!   玄関入り口に入ると、じわ~んとしたいい感じの暖かさです。長野県の某鉄工所で製作してもらったオーブン付の薪ストーブです。 園長さんは、ご自宅でも薪ストーブを使っていて、保育園に設置する前に、何年も自宅で検証してから導入したのだそうです。ナイスですね!まんぼう保育園!!   目的地 I様現場に到着すると、塗装屋さん(松尾塗装)が、屋根のウレタン吹付塗装1回目を施工中でした。         外部木部の塗装は、おおむね終了。 シッケンズノバテックを2回塗りました。 塗装に先立ち、先週、足場が組みあがったらすぐの段階で、木部の腐れや、その他不具合がないか念入りチェックを行いました。このお宅は軒の出が深いこと、梁上水切り板金が深く丸太を覆っているので、腐れ部は全くなく良かったです。       玄関ポーチ屋根も立派にできました。 今までなかったのが悔やまれるほど具合がいい、とは奥様談。雨の日でも安心して出かけられます。 また、高低差1mの木製階段に潜む、腐れ問題・滑って転倒の問題も解消します。 濡れないとはいえ、ランバーテック社のマイトレックACQ防腐注入材=長野県産杉を使用。私がこの世にいる間は、交換しないことになるでしょう。     2階のホールにも、子供部屋が造作されました。壁の上部はあえて空けました。いろいろと理由はあるのですが、子供がさらに成長し、この家を出たあと、この間仕切り壁は撤去されるつもり、のつくりです。 新しいパインの板は白っぽいのですが、数年で天井のようにオレンジ色に焼けて変色します。         「この空間、けっこう落ち着くワ。」とおっしゃっていました。子供のために、という名目でしたが、奥様が使っている!? 読書や絵画などに没頭するのにはいい広さですねぇ。         それでもって、グリーンラックを2台設置してと・・・。 いよいよ本日のメインイベント、「薪をグリーンラックに納める!」 時間はすでに16:00。昨日夕方の積み込みで、すでにバテ気味なのですが。同行してもらうはずのM大工さん、今日もお休み・・・。   トラックは横づけできないので、持ち歩く時間が昨日よりは多くかかることでしょう・・・。 よーい、すったーとぉ!!   という一日でした。       薪投入前の写真は撮ったのですが、薪投入後の写真は撮れませんでした。 え?なんでかって? もう真っ暗だったんだよぉ。 体も果てた感じだったし。 大きな地震もあったし。 重ーい睡魔に襲われながら、レンタカーの返却時間に間に合わせるために、必殺技を駆使しながら、長野まで無事帰還しました。早速今日から、薪ストーブを使ってるんだろうなぁ。天国のI さんも一安心していることでしょう。  

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