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LATENTOの技術情報がほしい

2018.05.26

Exif_JPEG_PICTURE太陽から届くを、 給湯暖房に利用しようとするシステム=LATENTO(らてんと) の製造メーカーを訪れたのは昨年の1月。 あの日、IVT社で見聞きしたその取り組みに、 「う~む、日本はずいぶん遅れちゃってるんだな~」 というのが正直な感想でした。   Exif_JPEG_PICTUREドイツは日本に比べるとはるかに日射量が少ない国です。 断熱材は相当厚く入れて室内の熱を逃がさないようにしたうえで、 自然エネルギーの活用をできるだけすすめ、原発ゼロの国に。 国民性の違いもあるかもしれませんが、安心安全のためには努力は惜しまない、 その姿勢に感服した次第です。   Exif_JPEG_PICTURE「日本は日射量が豊富だ」 ということを、あらためて認識する必要がありそうです。 太陽光を電気に変換してエネルギーとして使う「太陽光発電パネル」 も自然エネを利用してはいるのですが、お風呂好きな国民は、 まずは「熱」としてそのまま使うことを考えてみてはどうですか? IVT社の方は冒頭そんな風にやわらかく説明してくれました。     Exif_JPEG_PICTURE集熱装置はその効率を高めるために円筒形でできており、 屋根設置、地上置き、外壁掛けなど、建築部材としてのアプローチも紹介されました。 ヨーロッパでは、暖房に温水を使う輻射熱暖房方式が主流ですから、 熱がほしいのは圧倒的に冬季になります。 そのため冬の太陽高度に対してできるだけ直角になるよう、集熱パネルは60°~70°の角度に設置するのがセオリーです。 屋根面の角度は勾配にもよりますが、20~30°が一般的で、これでは夏の受熱量は大きくなりますが、冬は減ってしまいます。   Exif_JPEG_PICTURE集熱パネルであったまったお湯を貯めておく、「貯湯タンク」も重要です。 日本製のものは原則屋外設置であるため、 いわば「外に置いてあるポット」状態となり、熱ロスは大きくなります。 IVT社の貯湯タンクは室内置き専用で、8cm厚のウレタン断熱材により覆われています。 私としてはこれを、日本の冷蔵庫生産技術を採り入れ、真空断熱材と組み合わせることなどにより、 もっと熱ロスを少なくしてほしいと思うのですが、製造コストのアップも必然となりましょうから、 このあたりが落しどころなのかもしれませんね。 リボーンでは、ここ直近新築物件5棟のうち、すべての住宅でIVT社のLATENTO集熱システムが採用されてきています。 「熱として自然エネを利用したいと考えるオーナーさん」が、実は潜在的に多いのだと思います。   LATENTOのことは日本では情報が完全に不足しています。 国内の代理店もまだないようですし、私もその都度新築を検討する方に説明しているのですが、 ドイツに行ったお土産でいただいた技術情報PDF版が手元ありますので、ご連絡いただければメールでお送りしたいと思います。 本ホームページの「お問合せ」よりメッセージをください。   もちろん長府製作所、ノーリツ、サンジュニアさんあたりの国産のソーラーシステムを知らないわけではありません。 しかし性能でいえば圧倒的にIVT社のそれに軍配が上がってしまいます。   なんと、来週月曜日に、IVT社の方が日本に来てくれて、業者向けの説明会を開催するとのこと。 すでに80名以上の申込みがあったと聞きました。関心の高さがうかがえます。   見聞きをしても実践なきものに価値はないと思います。 いいものはどんどん採り入れてゆきたいと考えています。 2018.5.26 Reborn塩原 20180526201705-0001    

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