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長期優良住宅化リフォーム・高度省エネ型が熱い!

2017.07.13

先日長野市に、増改築版の長期優良住宅認定申請を行いました。 「長期優良住宅」 って昨今ではよく聞くようになりましたが、いったい何なのでしょうか? 文字通りとらえれば、”長期にわたって優良な住宅”となるわけですが、 「長期って何年?」 「優良って何が?」 「新築だけでしょ?」 と、分からないことばかりですよね。 15秒で説明すると、 ・建物の構造にかかわる部材や配管などについて、維持管理について点検や更新をスケジューリングする。修繕費用を明確にする。 ・劣化しやすい部位について施工上のルールを定めて基準を設け、そのハードルを越えてもらう。 ・耐震性や省エネ性など基本性能を、構造計算やシミュレーションデータを基に第3者に判定してもらい、一定のレベルを超える ~維持管理・劣化対策・耐震性・省エネ性 基本これだけです^^   長い目で見れば中古住宅として流通させる場合に、「お墨付き」として有利になるでしょうし、税制優遇もあるのです。 問題はその申請書類の膨大さからくる、時間的な制約か。または申請にかかわるその費用か。   IMG_6198リボーンでは新築の場合、全てのお客様が長期優良住宅としています。強要はしていませんが、補助金申請やおそらく加入するであろう地震保険料のことを考えると、おそらくそう遠くない将来に費用的にはペイ出来ちゃいます。 書類は設計部で手分けして作成しますが、コピー用紙が1棟で1500~2000枚必要で、コピーのカウンターは3000~3500カウントになります(両面印刷多用・一棟につき4部作成)。 これを2週間ほどで審査する第三者機関も大変そうですが、年々その需要は増えているようで、審査員の方も増員している様子です。   申請する大まかな流れは、以下の通り。 ①設計図作成・構造計算 ②申請書類作成 ③市役所または指定審査機関に書類を提出し、技術的審査申請 ④技術的審査適合通知の発行を受けて、その建築物を所管する市役所または地方事務所に認定申請を行います (この段階で着工可能となります) ⑤認定通知書発行 (工事) ⑥市役所または地方事務所に長期優良住宅完了報告書 (入居) ※その後リフォームや増改築がある場合は、再度申請を行って、長期優良住宅の基準から外れないように変更申請が必要   リフォーム・増改築の場合も、基準はさほど変わりませんが、定期的な点検を強化するなどして緩和されている部分もあります。   先日長野市に長期優良住宅・増改築バージョンを申請しました。 担当窓口の方は、「長野市では初めてです・・・。なんかいいことがあるんでしょうか・・・?」   そう、 あるんです!   BELS評価と併せてになりますが、 塩「にひゃくごじゅうまんえん」 窓口「ひょえ~~~~」   もしかすると、意外とこれは知られていないようです。 長期優良住宅化リフォーム・高度省エネ型 施工者側、あるいは設計者側からすると、南極に行くような、途方もないくらいの準備が必要で、とてもそんなデンジャラスゾーンに足を踏み込めない。 または日々の業務がパツンパツンで、そんな書類や申請を行う時間がないのかもしれません。   Exif_JPEG_PICTUREそれにしても250万は、税金の分配としてはおおきい金額です。 もちろん申請に係る手数料や書類作成費がかかりますので、まるまるその金額が手元には残らないわけですが、 それにしても巨額の補助金です。 断熱工事分がまるまる補助金で賄えるくらいの威力があります|д゚)   加計学園など国の補助金に対する使途疑惑の影響もあってか、補助金申請にまつわる行政のチェックもこれまで以上に辛めになっていると実感しています。 今月さらにもう一棟、長期優良住宅化リフォーム・高度省エネ型のゲットを目指して書類を奮闘作成中! 高校野球も観に行きたいし、今年はいつになく熱い夏になりそうです。   2017.7.13 Reborn塩原(目しばしば度91)    

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